十四皿目 ページ15
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『A最初は一口も食べられずに捨てられると思ってたの!でも透さん食べてくれて、今もAの料理楽しみにしてくれてるでしょっ?それだけでA嬉しいの!』
なんて健気で可愛いのか。
僕が食べてくれるだけで嬉しいなんて。
確かに最初は一口食べたら処分するか公安の鑑識に回そうと思ったが。もしかして気付いていたのだろうか。
それでも僕に食べてもらう為にせっせと作ってたんだろうか。なんだそれいじらしいな。
また胸がきゅぅうん、と締め付けられた。
ばいばーい、と手を振って帰る彼女にだらしなく振り返した。可愛い。
絶対五日後にシフト来れるよう仕事(公安と組織)頑張ろ。
「今日も可愛かったですねAちゃん!」
「ていうかモテモテじゃない安室さん!!」
「凄い安室さんだけに特別対応してましたよね!
ベタ惚れされてるじゃないですか!」
「ねぇほんとにAお姉さんとあの時が初対面だったの?」
口々に話す彼女たちに苦笑いを零す。
「はは、ほんとに可愛いですよね彼女。ただ好かれてるのは分かりますけど、恋愛かどうかは別ですよね。初対面だったよ。あんなに可愛らしい人なら絶対憶えてる筈だからね。」
「え〜、でもAお姉さんの対応特別どころじゃなかったよ?どこかで会って助けたことでもあるんじゃない?」
「王子様的な?もしかしてどこかで助けらたのをきっかけに密かに想いを寄せてて、久しぶりに再会したのかも!」
「きゃー!ロマンチック!ほんとに憶えてないんですか安室さん!」
「えっと、無いはずなんですけどね…?」
ここまで言われると本当はどこかで会ってたんじゃないかと考えるが、間違いなく会っていない。
見覚えがないのだ。あんなにも印象的なのに。
街で見かけた程度なら覚えていないだろうが。
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瑠璃(プロフ) - にこさん» すみません、どこの話数でしょうか? (2022年3月27日 23時) (レス) id: 880d6fe888 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 何故、安室さんの本名呼んでいるんだ? (2022年3月27日 18時) (レス) @page12 id: 98deb38477 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 皇さん» ご感想ありがとうごさいます!これからも更新していきますので楽しんで読んでもらえたなら幸いです。 (2022年2月24日 20時) (レス) id: 880d6fe888 (このIDを非表示/違反報告)
皇(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!これからも更新楽しみにしています! (2022年2月24日 16時) (レス) @page38 id: 5e661ff29a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠璃 | 作成日時:2022年2月19日 5時