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「お母さんは大丈夫…俺がずっとお母さんもAも守る。
そうやって約束したから…
ほんまにAが日本に帰るって思ったらいても経ってもおられへんかった。だからお母さんとの約束破って全部Aに話してんだよ。手紙もそのために見せた。」
ユウタさんのその思いに私は気づいていなかった。
「お母さんとの約束とは違って俺の意思でAがおってくれへんと…嫌やったから…」
今、なんて…
俺の意思…？
そんなこと言われたらまた意識してしまう。
私のこと好きじゃないのに？
なんで？
気がおかしくなりそう…
「わがままだよな…」
『ユウタさんは…お母さんとの約束を守ってるんですよね？そうですよね？
だったら私…
日本には帰りません。』
それが理由なら大丈夫…
だってそれを理由にしないと私の心が許せない。
ユウタさんのために韓国に残ったなんて母が死んだら悲しむ。
だからお願い…
お母さんもう少し待ってて…
全てが解決するまで…
ユウタさんはしばらくすると、私を連れて練習室へ向かった。
ジェヒョンとテヨンさんは不思議そうにこっちを見ていた。
「A、大丈夫だったの？お母さんは？」
『大丈夫…ユウタさんが迎えに来てくれた。』
「そっか。良かったよ。でも…なんでユウタヒョンが？」
『私にも分からない…』
『テヨンさん、少しお話があります。』
私は怖い顔をしたテヨンさんにびくびくしながらもそう言った。
「なに、話なら早くして。練習しないといけないから。」
案外、簡単に話を聞いてくれた。
そこで私は母のことでお礼をしたくてその話をした。
『母が教えてくれたんですが…前の家政婦さんが私の母で、その方を助けてくれたのがテヨンさんだと聞きました。』
「それで？」
『お礼をしたくて…本当にありがとうございました。』
「俺はお前を助けたわけじゃないから。ほら、みんな練習するよ。」
テヨンさんはそう言うと、真ん中に立ってみんなと練習をし始めた。
私は部屋の隅でその練習を見守った。
今頃、母はどうしているだろうか…
もし今死んでしまったらどうしよう…
でも母は何の病気かさえ教えてくれない。
もしかしたら私のことが嫌いなのかな…
もう一生帰ってきて欲しくないのかな…
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もんまん - ぷぅさん！今更ながらこの作品を読ませていただきました。ですがTwitterのアカウントをどうしても見つけられなくて泣もしまだ活動されていらのならば続きをとても読みたいので教えてくださると嬉しいです!! (2020年4月26日 14時) (
レス) id: e39993d1ed (このIDを非表示/違反報告)
ぱくつぃ - 更新ありがとうございます（泣）めっちゃ面白いです（泣） (2018年1月25日 14時) (レス) id: 9467b16ac1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷぅ | 作成日時：2018年1月25日 2時
