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リビングルームを通ると、みんなが私のお好み焼きを黙々と食べていた。


美味しそうに食べる姿を見ると嬉しくなる。
今までみんなの顔を知らずに作っていたから複雑な気持ちだったから今はすごく嬉しい。









「あ、Aちゃん!これどうやって作ったん?!…さんが作ったみたいにうまい!」





ユウタさんが興奮気味にそう言うと、みんなが私の方を向く。



ユウタさんのお口に合って良かった。
ちゃんと再現できたみたいで良かった。





他に挨拶していなかった方にきちんと挨拶をして、みんなにはもう私の名前も顔も分かってしまった。









今からみんなが食べ終わった食器を洗わないといけない。


今日は水回りの仕事が多いから手が荒れる。
前から荒れていたのが更に悪化したように感じる。
少し指が赤くなってゴム手袋を使っても擦れて痛い。








お皿を洗っているときにジェヒョンさんが最後にお皿を持ってきた。







ジェヒョンさんは私の顔をじっと見ていた。
私はそれに気づくとジェヒョンさんを見た。









「手、痛いの?」


『え…』


「痛い?」


『いえ…大丈夫です。』


「ゴム手袋取って。」







そう言われて取ると、ジェヒョンさんはふわふわした手で私の両手を包み込んだ。






すごくあたたかい…








『あったかい…』


「ふふ、あったかい?こうすると少し痛くなくなるでしょ?」


『はい…』


「冷たいと更に痛いと思うから。」


『ありがとうございます…でもちょっと…』


「ん?」









ちょっと恥ずかしい…
ふわふわした手が落ち着くけど
かっこよすぎて落ち着けない…
ドキドキして息が止まりそうだった。




ただ温めてくれているだけなのにこんなこと考えてるのは私だけ。
そう思うと余計に恥ずかしい…









「僕がいなくても温かく出来る魔法かけてあげる。」






目をつぶって


そんなこと言われたら期待してしまう…








素直に目を閉じると









手の中に温かいものが









「これあげるから頑張って。さっき袋からあけてポケットで温めておいたんだ。」


『ありがとうございます…』









ジェヒョンさんがくれたのは温かいカイロだった。
天使のように微笑むジェヒョンさんがくれたから心も温かくなった。

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設定タグ:NCT127 , NCT , テヨンユウタ   
作品ジャンル:恋愛
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ぷぅ(プロフ) - ぱくつぃさん» ぱくつぃさん、コメントありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2018年1月25日 1時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱくつぃ - めっっっちゃおもろいです!!早く読みたいです!!更新お願いします!!! (2018年1月24日 17時) (レス) id: 9467b16ac1 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - あゆさん» あゆさん、ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年1月21日 17時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - とてもおもしろいです!続き楽しみにしてます(*´˘`*) (2018年1月19日 19時) (レス) id: 3f60a908f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷぅ | 作成日時:2018年1月5日 21時

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