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「Aってユウタヒョンのこと好きでしょ。」
『え?!』
うわ、もうジェヒョンにもバレてる。
私ってそんなにバレバレかな…
「ふふ、だからそれで話があってさ〜。」
『…な、なに?』
「あのね…」
ジェヒョンはそれまでの話をコソコソ話すと、私の耳元で更に小さい声でその「1つの提案」を言ってきた。
『えっ…いいよ。私、そこまでしたくないっていうか。みんなまた混乱するよ。』
「えー、なんだ。つまんないの。」
『…ごめん。でもユウタさんはそんなのになびかないと思うから。』
「なんで?」
『ヘチャニが私がジェヒョンのこと好きな人だとか付き合ってるとか言ってたじゃない?それで…その時、ユウタさんは何もなかったように過ごしてたの。それがすごくショックだったの。』
「そっか…そうだったんだ…」
ジェヒョンも今までは調子いいように笑って話していたけど、私の悩んでることを話したら重く受けてしまったみたい。
『ごめんね…』
「俺だったらそんな思いさせないのに…」
ジェヒョンは真剣な表情をして
そう言うと私の頬に優しく触れた。
「おい、夕ご飯の支度するんじゃなかったのか?」
『…っテヨンさん。』
「じゃあ俺もう行くね。A、また気が変わったら俺の提案考えてみて!」
ジェヒョンはまたさっきのような笑顔でいつものように話して去っていった。
テヨンさんと2人っきり。
ジェヒョンとのあんなところを見られてしまったから少し恥ずかしかった。
あー、また気まずい…
「お前って尻軽女だな。」
『…え』
「そうやってすぐ男にホイホイついていくんだろ?」
なんでそんなことテヨンさんに言われなきゃならないの…
『酷くないですか…テヨンさんでもそれは酷すぎます。私、そんなんじゃないです!』
「じゃあなんでジェヒョンなんかと仲良くしてるんだよ。」
『それは…友達だからです。』
テヨンさんは頭を抱えて
「はぁ…別に何でもいいよ。俺には関係ないし。うん、そう。何も関係ない。」
そう言うとまた自分の部屋へ行こうとした。
『ちょっと待ってください。さっきの言葉謝ってください。』
「は?なんで?」
『…私、尻軽女なんかじゃありませんから。』
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ぷぅ(プロフ) - ぱくつぃさん» ぱくつぃさん、コメントありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2018年1月25日 1時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱくつぃ - めっっっちゃおもろいです!!早く読みたいです!!更新お願いします!!! (2018年1月24日 17時) (レス) id: 9467b16ac1 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - あゆさん» あゆさん、ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年1月21日 17時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - とてもおもしろいです!続き楽しみにしてます(*´˘`*) (2018年1月19日 19時) (レス) id: 3f60a908f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷぅ | 作成日時:2018年1月5日 21時