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ユウタさんを思う気持ちが強くなりすぎて辛かった。
きっと彼は私のことなんて眼中に無い。
好きって感情はこんなにも消せないものなのか…
嫌いになれたらどれだけ助かるか。
好きってこんなに辛いんだ。
何気なくユウタさん達が楽しそうにゲームをしているのを見ていた。
あんな楽しそうに笑ったり…
優しく声をかけていたり…
嫌いになるようなところなんてない。
好きになるばかりで辛かった。
下にうつむいて、さぁ仕事しようと思って視線をそらすとテヨンさんが私のことを見ていた。
目が合うとテヨンさんはびっくりした顔をして自分の部屋へ行ってしまった。
「Aちゃん、これから掃除?」
ユウタさんが私に話しかけてきた。
あの楽しかった時と違って緊張してすんなり話すことができない。
話しかけてもらえたと思ってびっくりして嬉しくなったり、でも何を言ったらユウタさんが喜んでくれるかとか色んなことを考えると困って話せなくなる。
「どうしたん?」
『いえ、何もないです。』
「そうなん?何かまたテヨンのことで悩んでるなら話聞くからね。」
『ありがとうございます。でもテヨンさんのことじゃないです。だから大丈夫です。』
「そう?なら良かった。」
『はい。ゲームしないんですか?』
「あーもう飽きた!だからAちゃんが掃除するんやったら俺暇やし手伝おうかな〜と思って。Aちゃんとちょっと話したいこともあるし。」
『えっ…!だ、大丈夫です!』
「…そんなに拒否らんでもええやん。」
いやいや、だって落ち着けないでしょ…
ユウタさんがいたら私はドキドキして仕事にならないのに。
「ご、ごめんなさい。じゃあ…せっかくだからユウタさんのお部屋綺麗にしましょうか。」
『おっ!そうしよ!』
2人でユウタさんの部屋を掃除をすることになった。
「そういえば衣替えしてなかったからそれ手伝ってくれる?」
『はい、もちろんです。』
ユウタさんは夏の服を閉まって冬服を何枚か出していた分とは別のとこから冬服を取り出した。
私はその冬服をクローゼットやタンスにしまう係をしていた。
これがユウタさんの服…
いい匂いしそう…いやいや何考えてんの。
仕事だから、これは。
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ぷぅ(プロフ) - ぱくつぃさん» ぱくつぃさん、コメントありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2018年1月25日 1時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱくつぃ - めっっっちゃおもろいです!!早く読みたいです!!更新お願いします!!! (2018年1月24日 17時) (レス) id: 9467b16ac1 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - あゆさん» あゆさん、ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年1月21日 17時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - とてもおもしろいです!続き楽しみにしてます(*´˘`*) (2018年1月19日 19時) (レス) id: 3f60a908f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷぅ | 作成日時:2018年1月5日 21時