38 taeyong ページ38
俺はどうしたんだ…
Aがいると何故かは分からないけどいつも調子が狂う。
こんな感情は初めてだ。
練習から帰ってきて夕ご飯をやっとのことで食べれるという時に、またあいつが今日の夕ご飯担当ってことに気がついた。
「あ、テヨンさん!お疲れ様です。」
こいつは最近やたら俺に話しかけてくるようになった。
だけど、嫌という気持ちはなかった。
むしろなんか不思議な感覚だ。
でもこの感じがよくわからない。
なんなんだろう…
『うん、お疲れ。』
「ふふ、今日の練習はどんな感じだったんですか?みんな上手くできました?」
『まぁまぁだよ。』
「まぁまぁじゃ分からないじゃないですか。」
『なんでそんなに聞いてくるんだよ。』
「だって気になるじゃないですか。私はもっとテヨンさんのこと知りたいんです。」
『あっそ。勝手にすれば?』
こんなことを言われると動揺してしまう。
いつにも増して素っ気なくしてしまう。
いや、もしかして…
絶対に違うよ。それはない。
「ヒョンとA、何してるの?」
「あ、ジェヒョナ〜!ちょうど良かった。これの味見して!」
「え、A。これすっごく美味しい!」
スプーンをAはなんの恥じらいもなくジェヒョンにあーんしたりあいつらはカップルかよ。
最近仲いいよな…ジェヒョンと…
「おーーーい、テヨン聞いてる?」
『わぁっ、ヨンホ…』
「そんなにびっくりしなくてもいいじゃん。ていうか俺の話、無視しすぎだよ〜」
『ごめん。なんだった?』
「いや別に。たいしたことはないけど…最近ジェヒョンとAちゃん仲いいよね〜って。」
『あー、まぁそうだな。』
「さっきからテヨンが険しい顔してたから何のことかな〜と思って見てたらそういうことだったんだね。」
『何が言いたいんだよ。』
「好きなんでしょ?」
『は?何が?』
「ふふ、とぼけたって俺にはわかるよ。なんで隠すの?」
『だから何が?』
「Aちゃんが好きだからジェヒョンに怒ってる顔してるってこと。好きなんでしょ?」
『は?!っなわけない!』
「もう…何年友達やってると思ってんの〜?」
『…ないない。』
「本当に素直じゃないな〜何年経ってもそのスタイルでいくわけ?もうそろそろ素直になりなよ〜」
素直じゃない?
俺がAのことが好き?
そんなことあるわけがない。
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ぷぅ(プロフ) - ぱくつぃさん» ぱくつぃさん、コメントありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2018年1月25日 1時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱくつぃ - めっっっちゃおもろいです!!早く読みたいです!!更新お願いします!!! (2018年1月24日 17時) (レス) id: 9467b16ac1 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - あゆさん» あゆさん、ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年1月21日 17時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - とてもおもしろいです!続き楽しみにしてます(*´˘`*) (2018年1月19日 19時) (レス) id: 3f60a908f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷぅ | 作成日時:2018年1月5日 21時