36 ページ36
「Aの隣座っていい?」
朝ごはんはみんなで食べるということが決まってから、ジェヒョンが私の隣に座りたがる。
急にその日からテヨンさんとドヨンオッパは私たちを睨んでくる。ユウタさんとマークも私たちをチラチラ見てくるようになった。
ジェヒョンが私と仲良くなりたいと言っていたから私もそれに答えなくちゃ。
『どうぞ。』
「ありがとう。今日も美味しそう!」
『そんなことないよ。いつもと変わらないよ。』
「シンプルなのが好きなんだよ。目玉焼きとベーコンって…朝ごはんって感じがする!」
『ふふ、ジェヒョンがそんなに喜んでくれて嬉しい。』
すると、マンネのヘチャンが私たちを交互に見て意地悪な笑みを浮かべた。
「ふーん、2人もしかして付き合ってる?」
テヨンさんが飲み物をこぼして咳をしていた。
マークは放心状態で、ドヨンオッパはムキになって目玉焼きを口の中に放り込んだ。
『付き合ってないよ!』
「そうだよ、ヘチャニ。俺らは仲良いんだよね?」
『う、うん。』
「へぇ〜じゃあAヌナの好きな人はジェヒョニヒョンなんだね!」
『え?!』
「だってそうでしょ?違うの?」
テヨンさんがずっと1点を見つめて目玉焼きとベーコンを切り続けていた。
ヨンホさんがそれを見て「テヨナ、テヨナ、もうそれ切れてるよ。」と言いながらテヨンさんの肩を叩いた。
すると、ジェヒョンが
「それはナイショだよね〜」
ってそんなこと言ったらみんな混乱するじゃないの!
でも…
私のことなんてみんな興味ないか…
ユウタさんを見ると黙々とご飯を食べていた。
私はちょっとショックだった。
そんなに私に興味ないんだ…
私が皿洗いをしている最中に
またヘチャンが話しかけてきた。
「ねね、ヌナって人気者だね。モテモテじゃん。」
『え?なにが?』
「ふふ、だってヒョン達の今日の反応見たでしょ?あれは傑作だったな〜」
『うん…そうだね…いつもとは違ったかも。』
「ヌナがジェヒョニヒョンのこと好きなのは分かってるから!ナイショだね、ナイショ!」
ヘチャンは楽しそうに笑いながら自分の部屋に戻っていった。
212人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷぅ(プロフ) - ぱくつぃさん» ぱくつぃさん、コメントありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2018年1月25日 1時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱくつぃ - めっっっちゃおもろいです!!早く読みたいです!!更新お願いします!!! (2018年1月24日 17時) (レス) id: 9467b16ac1 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - あゆさん» あゆさん、ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年1月21日 17時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - とてもおもしろいです!続き楽しみにしてます(*´˘`*) (2018年1月19日 19時) (レス) id: 3f60a908f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷぅ | 作成日時:2018年1月5日 21時