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マークと家の中へ戻ると、何故か朝からみんながバタバタしていた。



シャワー浴びる順番なんかバラバラで、テヨンさんとドヨンさんがまた喧嘩していた。




私はキッチンで朝ごはんの準備に取りかかった。






「テヨンヒョン、こんなことしてる場合じゃないよ。僕達もう仕事行かないといけない時間だよ!」


「シャワーなんか浴びてる暇ないな。」


「せめてご飯でも食べないといけないですよ。昨日夜遅くてまともに食べてないし。」


「それもそうだな…」









私はチラチラと2人のやり取りを見ていた。









テヨンさんはうーんと何か考えると、渋々といった表情で私の隣に来た。


私はびっくりしてテヨンさんを見つめたままだった。







「それ貸して。」





そう言うとテヨンさんは私の手からさえばしを取った。









「時間ないから俺も手伝う。」


『え?でも…私の仕事なので…』


「1人で一気に9人分もこの数分で作れるのか?」


『それは…作れないです…』








でもやってもらうのはこの仕事に反してる。
しかもアイドルなのに指が切れちゃったりしたら?私もしかしてクビになる?!







『テヨンさん、やっぱり…私がやります。』


「喋ってないで手を動かす。」









テヨンさんはテキパキと料理を作っていく。
私なんかよりはるかに上手い…




野菜をさっさと切る。


うわ…手綺麗…









「さっきからボーッとし過ぎだぞ。」


そう言うとテヨンさんはチラッと私を見た。






『ご、ごめんなさい。』


「何でもかんでも謝りすぎ。」


『それは…』


「それは?」


『いや、別に…』


「なんかあるんだったら答えろよ。」









ど、どうしよう…


なんて答えたらいいんだろ…









「ん、これ一応味見してみて。」









え…


スプーンを差し出すテヨンさん。







これって無意識でやってる?


こんなの恥ずかしくて無理…









「なんだよ。時間ないって言ってるのに。」









テヨンさんは私を見かねてスプーンを私の口まで持ってきた。



「ん。ほら、早く味見。」




私はパクっと一口食べると
口の中にキムチチゲが広がった。




『美味しい…』




テヨンさんは満足気に「よし、できたな。」と言うと鍋をテーブルに持っていった。








テヨンさんってこんな風に笑うんだ…







昨日から色んな面を見せてくれる。
少しでも私に心を許してくれてるのかな…
そうだったらいいのに…

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設定タグ:NCT127 , NCT , テヨンユウタ   
作品ジャンル:恋愛
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ぷぅ(プロフ) - ぱくつぃさん» ぱくつぃさん、コメントありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2018年1月25日 1時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱくつぃ - めっっっちゃおもろいです!!早く読みたいです!!更新お願いします!!! (2018年1月24日 17時) (レス) id: 9467b16ac1 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - あゆさん» あゆさん、ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年1月21日 17時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - とてもおもしろいです!続き楽しみにしてます(*´˘`*) (2018年1月19日 19時) (レス) id: 3f60a908f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷぅ | 作成日時:2018年1月5日 21時

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