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「あの〜、お手伝いさん。もし良かったら練習してるとこ見たい?彼らがいつもお世話になってるから特別に…」
思わず深くかぶっていた帽子から少しだけ覗くようにマネージャーの顔を待てしまった。
同じく帽子を深くかぶったユウタさんが私の目の前にいた。
え、ユウタさん?
すると、手を引かれ事務所の中へ強制的に入ることになってしまった。
「Aちゃん、ありがとう!初めてのおつかいみたいやな〜ふふ。」
『びっくりしましたよ…』
「ごめんな〜、でもAちゃんはマネージャーと会ったことないやろ?だからマネージャーが分からんかったらあかんから。だから俺が来た!」
『でも…ユウタさんで良かったです。』
ユウタさんは「やろ?」そう言いながら笑顔だった。
これが本当のマネージャーだったら私は今頃変質者扱いだったかも…
そう思うとゾッとした。
ユウタさんには感謝しかない…
ユウタさんは練習室に案内してくれた。
初めて見るみんなのダンスに少し圧倒された。
ユウタさんがその輪の中に戻ると、本格的にダンス練習が始まった。
みんなの真剣な表情とダンスに圧倒されながらも感動した。
いつもこんなに汗をかきながら一生懸命頑張ってるんだ…
音を何度も何度も止めながらテヨンさんがメンバーに教えたりしているのを見て
あの時、怒られた意味がわかった気がした。
テヨンさんが一生懸命ならみんなも一生懸命だった。
私は邪魔をしてるのかな…
テヨンさんやみんなからしたら私はいない方がいい存在なのか…
一通り、ダンス練習が終わると私はいろんなことを考えながらボーッと立っていた。
そこで私にテヨンさんが話しかけてきた。
「いつまでここにいるの?」
『あ…すみません。もう帰ります。』
「そう。もう俺らも練習終わって帰るから。…今日は服届けてくれてありがとう。」
あれ?あの替えの練習着ユウタさんのじゃなかったの?
『ユウタさんに頼まれたので…』
「それは知ってる。これでシャワー浴びて帰れるよ、ありがとう。」
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ぷぅ(プロフ) - ぱくつぃさん» ぱくつぃさん、コメントありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2018年1月25日 1時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱくつぃ - めっっっちゃおもろいです!!早く読みたいです!!更新お願いします!!! (2018年1月24日 17時) (レス) id: 9467b16ac1 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - あゆさん» あゆさん、ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年1月21日 17時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - とてもおもしろいです!続き楽しみにしてます(*´˘`*) (2018年1月19日 19時) (レス) id: 3f60a908f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷぅ | 作成日時:2018年1月5日 21時