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「ユタヒョンずるい。僕も食べたい。」
「ジェヒョナはダメ〜!」
「何でですか?ね?Aちゃん、いいよね?」
『どうぞ…』
「あ、Aちゃん。もう忘れてる。僕達、敬語なしって言ったでしょ?」
『え?あ、うん。』
言われたっけ?
それでもジェヒョンさんが目線を合わせてくるから多分そういうことになったのかも。
「これめちゃくちゃ美味しい!」
「だろ?ほら、Aちゃん。ジェヒョナも美味しいって!」
「ユタヒョン。俺、Aちゃんと話してるんですけど。」
「う、うん…ごめん。」
ジェヒョンさん?
なんでそんなに喧嘩っぽく言ってしまうの?
あーこんな空気じゃダメだ。
『ユウタさんもジェヒョンさんもありがとうございます。褒めてくれて嬉しいです!』
「ふふ、Aちゃん。無理せんでええよ。また俺らに作ってな?」
『はいっ!今度は皆さんの分作りますね!』
「ユウタ。ジェヒョナ。練習は?いつまでそんなおままごとやったんだ。」
「テヨナ、ごめん。」
「…早く用意しなよ。」
テヨンさんそう怒って言うと、ユウタさんは謝ったけどジェヒョンさんは大きなため息をついて自分の部屋へ行ってしまった。
「あんたも仕事しろ。俺の部屋のゴミまだ片付いてないけど。」
『あ、すみません。今すぐやります。』
「テヨナ、Aちゃんは悪くなくて俺が引き止めちゃったから俺が悪いんだよ。」
「そう。ユウタも気をつけて。俺達、こんなことしてる暇ないよ。」
「うん…ごめんな。ちゃんと分かってなかった。」
「もういいよ。俺だけ先に車行ってる。」
テヨンさんはそう言うと1人だけ家を出ていった。
「俺が引き止めちゃったから俺が悪いのにすぐに言わなくてごめん。テヨンは少し気難しいとことか神経質なとこがたまにあるからそこは分かってやって。ほんまはすごく良い奴やから。」
『はい…』
「やっぱり…すぐに理解はできひんよな。テヨンのことでなんかあったら俺に言ってくれれば相談のるし、ちゃんと言うんやで?わかった?」
『分かりました。ありがとうございます…』
ユウタさんにはいつも気を遣わせてしまって申し訳ない。
でも今ここで頼るしかないのは事実で。
テヨンさんのことになるとどうしても怖くて怖くてどうしたらいいか分からなくなってしまう。
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ぷぅ(プロフ) - ぱくつぃさん» ぱくつぃさん、コメントありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2018年1月25日 1時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱくつぃ - めっっっちゃおもろいです!!早く読みたいです!!更新お願いします!!! (2018年1月24日 17時) (レス) id: 9467b16ac1 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - あゆさん» あゆさん、ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年1月21日 17時) (レス) id: 15b7e385b8 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - とてもおもしろいです!続き楽しみにしてます(*´˘`*) (2018年1月19日 19時) (レス) id: 3f60a908f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷぅ | 作成日時:2018年1月5日 21時