キミだけのお手伝いさん。

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みんな高校生ってこんなものなの？
放課後は常にバイトの日々。
私の青春はどこに消えちゃったのかな…





クレープを食べてプリクラを撮って服を見たり可愛い雑貨屋を見たりオシャレなカフェでお茶をしたり…



確かに。
私の周りの友達は私を理解していてくれたけどそんな遊びしたことがない。
この前こんなお店に行ったんだってそういう話をしてくれて「今度行こうね」って誘ってくれるけど行きたくても行けなかった。









「Aちゃんは高校では何してたん？」


『勉強…してましたけど？』


「そうじゃなくて…部活とかバイトとか。」


『あ…バイトずっとしてました。』


「何のバイトしてたん？」


『ん〜、ファミレスとかスーパーのレジとか居酒屋とか色々したことあります。』


「高校生でそんなに経験してたんや。そりゃ遊ぶ時間もないわな〜」









え…




なんでこの人はすぐに分かってしまうんだろう。




ユウタさんは色々気づいてくれる。




ユウタさんも日本人1人で寂しいはずなのに私をたくさん励ましてくれる。





こんなに優しい人に会ったことない。









「俺も高校はそんなに遊んだりできなかったな〜。まぁメンバーのマークとヘチャニは仕事もしてるし、あいつらの方が楽に遊んだり出来ひんやろうから。可哀想やなと思って。」


『…でもお仕事大変でしょうけど私のファミレスよりかはましだと思いますよ。しかもこんなに素敵なメンバーが揃ってるんですから私だったら幸せです。』


「ふふ、Aちゃんは優しいな〜。でもAちゃんもほんまは遊びたかったやろ？」


『私は…そうですね…まぁ少しは…』


「今からカフェ行って高校生に流行りのインスタ映え〜とか再現してやりたいけど…簡単に俺ら外出できひんから…うーん。」








ユウタさんはしばらく考えると
ぱっと何かを思いついたのか


どこからが持ってきて履いたチェックのズボンに、上にはシャツ、セーターを羽織っていかにも男子高校生の格好で私の前にやってきた。









「どう？高校生みたいやろ？男子高校生風やで。まだまだイケてるやろ？もう22歳やけど。」


『あ、は、はい…』









イケすぎてる男子高校生です。笑
むしろすごくチャラめの高校生。

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