キミだけのお手伝いさん。

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仕事が終わってお風呂に入ってゆっくりしたら小さなテレビを見ながらスーパーで買ってきた韓国のインスタントラーメンをすする。




最近は韓国語も分かるようになってバラエティ番組も楽しく見られる。




ふーん。
音楽番組もこんなにあるんだ。




何気なく見ていたテレビに見た事のある人がいた。




あ、あの野球選手…





でもなんで音楽番組に出てるの？







NCT127？
それがチーム名なんだ。



でも周りにいる人達もみんな綺麗だしかっこいい…









私は今まで野球選手だと思い込んでいたあの人達を不思議に思って寮にあるパソコンで検索してみた。






N、C、T、1、2、7







検索…









グループ名のNCTはNeo Culture Technologyの頭文字を取ったものである。韓国、中国、日本、アメリカ、カナダ、タイなどの多様な国籍で構成されるメンバーがいる。
コンセプトごとに活動メンバーを選抜する。
その中でもNCT 127は、韓国ソウルを拠点とし、多国籍なメンバーによってグローバルなコンセプトになっている。
現在のメンバーはテヨン、ユウタ、ドヨン、ジェヒョン、マーク、テイル、ジャニー、ウィンウィン、ヘチャンの9人で活動をしている。









NCTだけを検索してみるとSMエンターテインメントという韓国では有名な事務所が出てきた。
調べるとアイドルグループなどの大手事務所と書かれていた。









アイドル？！









「Aさん、パクさんって人から電話きてるよ。」


寮のおばさんがパクさんから電話を教えてくれた。









『もしもし。』


「もしもし？Aちゃん…今から言うことよく聞いてね。これから会う人達のことを知っていても知らなくてもあの人達の私物を絶対に売ったりしないこと。そんなことをしてバレたらお金が貯まったとしてもお母さんが傷つくからね。あなたは絶対にしないと分かってるけど…」


『はい。そんなことはしません。でもパクさん、ひとつ聞いていいですか？』


「なに？」


『NCTってアイドルということをなんで黙ってたんですか？』


「あら、もう知ってたのね。それは事情があったから…ごめんね。あともうひとつ言いたいことがあったんだけどね。そのアイドルの子達をあなたは知らないとしても彼らと恋をしたり仲良くしたりするのは禁止。お手伝いさんが1人辞めてしまって人が足りないからあなたに仕事を多くしてもらいたいの。」








私はこの日から彼らと毎日を過ごさなければならなくなった。

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