十五 ページ17
夜、寝静まった頃、善逸くんが口を開く。
善「なぁ。誰も聞かないから俺が聞くけど、鬼を連れてるのはどういう訳なんだ?炭治郎。」
鬼…?
炭「善逸…!わかってて庇ってくれたのか…!!俺は最初から分かってたよ!善逸が優しいのも、強いのも!」
善「は?強くはねえよ?ふざけんなよ?」
炭「(アワアワアワ」
なにそれ炭治郎くん可愛い。
ていうか鬼とは…
ギィィ…
炭治郎くんの背負っていた箱の扉が開いた。
善「ぎゃぁぁ!!出てこようとしてる!!出でこようとしてる!!!」
炭「大丈夫だ善逸!」
善「何が大丈夫なんだよォ!!!」
そう言って押し入れに隠れようとする善逸くん。
…
善・貴「!?!?」
箱から出てきたのはとてつもなくかわいい女の子だった。この子が鬼ってこと!?
「えっ、えっ!」←
炭「禰豆子!起きたのか!あ、禰豆子は俺の妹だ!!」
「禰豆子ちゃんっていうの?…すっごく!!可愛い…!!」
善「炭治郎………(ゴオオオオオ)」
その後、善逸くんは炭治郎くんをすごく怒っていた。
善逸くん話聞いてた…?妹さんだよ………
ーーーーーーー次の日ーーーーーーー
皆よりも怪我の程度がかなり軽かった私は、少し街に買い物に行くことにした。
お面を直してくれるお店を探そうと思ったのだ。
せっかくお温さんが作ってくれたお面…
善「Aちゃん…?」
縁側に座り、壊れたお面を眺めていると、善逸くんがいつの間にか隣に座っていた。
「あ、善逸くん。」
善「お面、壊れちゃったから付けてなかったんだね。……もしかしてそれ、すんごく大事なもの?」
「えっ…?」
善「俺は、耳がいいから分かるんだよ。人の感情とかも。今のAちゃんからは悲しそうな音がしてる。」
「…そうだったんだね……そう、これ大事なものなの。私の師範がくれたお面。…だから今日は直してくれるお店に行こうと思って街に行くんだ!」
善「そっかぁ…どこの街?」
「浅草!!」
善「…浅草なら、俺いいところ知ってるよ!!お面を直んじゃないんだけど、、刀の鍔にしてくれるんだ。……どうかな…?」
「すごくいいよ…!!それすごくいいね!!」
善「でしょっ!…それに、俺、Aちゃんの顔見てるとやる気出るんだ…(ボソッ)」
「ん?」
善「あ、いやなんでもない!!!」
「そっか?」
ーーーーーーーーーーーーーー
というわけでやって来ました浅草!!!
善逸くんが書いてくれた地図を見ながらお店を探す。
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絵宙(えそら) - 更新頑張ってください!いつまでも待ってますからね! (2020年4月3日 15時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らいおん | 作成日時:2019年12月27日 13時