ぶりぶりっ子偽ってたのにバラされるとか聞いてねぇわ【2】

煉獄杏寿郎 ページ19

煉獄side






甘露寺から話を聞いた





俺も是非ともそれに加わって作戦を実行したい





あわよくばAと上手く行けばいい、なんても思っている




が、しかし今の俺にはその作戦に加わろうとする勇気すら出てこない




こんなの俺らしくないな……





きっとそれは、Aに1番嫌われているだろう自覚があるからだろう





気がついた時には、会えば睨まれ、目が合っても睨まれ、酷い時には舌打ちをされた時もある





でも、めげずにここまでやってきた





それも、ここまでなんだろうか





「…！いかんいかん！！こんなの俺ではない！」



悪いことを考えては行かん！！



めげずに立ち上がって前を進む男！


それが煉獄杏寿郎なのだ！！






『…ねぇ………って…………ろ…！！！』




そう気合いを入れていると、どこからかAに似た声が聞こえてきた





「似た声…？」



確信もないのに、俺の足は勝手に声の方に向かっていっていた



そこで目にしたのは







『ねぇ…！！辞めてって…！！やめろ…！！』

「Aが逃げようとするからじゃん、最近可笑しいよ？なんで俺の事避けようとするのさー」



壁に押さえつけられてるAの姿と、見たことも無い男の姿だった





俺はすぐにその2人の元へ向かった

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