敦くんに渡してみた(後半) ページ4
5時間頑張った後からもう2時間、恋文作りに専念し
書いては太宰(さん)に見せに行き、駄目出しをくらい、また書く。
大好きな晩ご飯も抜いて、敦君に会いたい願望も消して、ついに!
「うおおおっ!!できたぁあ」
完成した下書きを丁寧に便箋に書き写し封筒にいれて、七時間かけた恋文が完成した
時計に目をやると21時を回っている
「こっから探偵社まで走ったら敦君に会えるかな」
21時ならまだ残業しているかも、とコートと恋文を持ち家を出た
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暗い道をひたすら無心で走る私。探偵社まで3分の所まで来るとずっと走っていたせいか足が縺れる
「ぐへっ」
誰も居ない路地で倒れ少し膝が痛いけど立ち上りまた走り出そうとするが、
「ねェおねーさん、大丈夫?」
厄介なのに絡まれてしまった
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敦君side
Aさんが居なくなってから数時間
急に叫びながら探偵社から出ていったきり帰ってこない
太宰さんに聞いてもあやふやで他の人に聞いても知らないとばかり
心配で待つこと三時間。もう時計の針は21と30を回っている...Aさんだって忙しい時位、あるはず
そう言い聞かせて探偵社から出るけど向かう先はAさん家
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厄介な奴に絡まれてから数分
ナンパとやらをされていて中々探偵社へ行かせてくれない
「あの、私そろそろ...」
焦りと苛つきからナンパの手を払い場を去ろうとすると「お前逃げると思うなよ」なんてイケメン台詞で強く腕を捕まれ壁に追いやられる
「た、たす...け...」
「Aさんッ!?」
本物のイケメンが現れました
あっというまにナンパ達を倒した敦君は真顔近づいて
「馬鹿ですか、こんな夜に一人でフラフラしたら危ないでしょう」
私を抱きしめた、怒りながらも震えている体をトントンしてくれる敦君
中島「一体何の用事でこんな夜に?」
「敦君に渡したいものがあって」
私は軽く笑うとコートのポッケからくしゃくしゃの恋文を出し、渡す
中島「...手紙?」
「そう敦君に書きたくて。今日ずっと書いてたの」
そう言うと驚いた顔をしてる敦君を撫でる
「寂しかったです
でも、これ貰えたから許します」
「うん、」
「大好きです」
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「また僕の話が見たいなら...評価お願いします!」
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鏡音ののり(プロフ) - いっやもう最高です!リクイイですか?できれば安吾をお願いします! (2019年6月8日 21時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)
【forget-me-not】 - 読んだ後しばらく悶絶してました。太宰さん優しすぎる…/// それで、なんですけど、芥川さんとのやり取りが見てみたいです。もし良ければ、お願いします。 (2018年4月14日 20時) (レス) id: 73fcc3617b (このIDを非表示/違反報告)
あぐ - リク良いですか??ポオくんお願いします♪ (2018年2月22日 22時) (レス) id: a39dedaf45 (このIDを非表示/違反報告)
ヨミ(プロフ) - 乱歩さん可愛すぎ・・・ちゅや見たいです・・・!! (2017年5月28日 23時) (レス) id: 3527f82f9c (このIDを非表示/違反報告)
メガネリズム(プロフ) - とても面白いですw織田作とかリク行けますかね? (2017年5月23日 1時) (レス) id: 2d71aef3e8 (このIDを非表示/違反報告)
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