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国木田さんに渡してみた ページ2

「A具合はどうだ」





律儀にドアをノックをされ熱で体調が悪い私に声をかけてくれる





「だい..じょ、、ぶ」




心配をかけたくなくて掠れた声で大丈夫、と言ってみたものの上手くは云えず途切れ途切れになってしまった




「....入るぞ」





結局心配させちゃったかな、そう思うと何か悪くてお粥を持った国木田さんに座る椅子を用意しようとしたけど「寝とけ」と断られてしまい、気まずい空気がながれる




「苦しいか?」





「うん、」






急に冷たい手がおでこに置かれ、ビクリと肩が上がる







「39度か...」







手を置いただけで熱が判るの!?心の中で絶句しているとやけに大人しく、そわそわしている国木田さんが目に留まった。






「国木田さん?」






顔を強張らせながら此方を向いた国木田は私よりとても顔が赤くて、か細い声で名前を呼ばれる





「こ、これは何だ?」





と、目の前に見せられたのは見覚えのある便箋、これは確か国木田さんに書いた恋文!?咄嗟に状況を理解してしまった私は重いの体を起こし






「あ、あああああああ!!」








私が叫ぶのも無理はない。
だって恋文の内容は渡す予定もなかった恥ずかしい文を沢山綴ってあるから







私も火照って赤くなる顔を無にして国木田さんを見つめる






「....怒ってますか」






こんな気持ち悪い文章書かれて気分を害したらどうしよう、嫌われたらどうしよう、そんな不安で何故か滴が頬を伝う






「....A!?ど、どこか痛いのか?」







あわあわとしてる国木田さんなんて目もくれず






「嫌いにならないで下さいいい....!」







ただ泣いた






手で涙を拭う手を急に押さえつけられ、ふわっと国木田さんの香りが鼻を擽る。少し痛い両腕と、唇のほのかな温かみ







「好意は俺も持っていた!」






意味不明な事を叫ぶ国木田さんを呆然と見ながら15秒後にキスされた事に気付く…ってキス!?好意!?







「へ!?」





一気に物事が起きてそれを理解したころ私は呆然とするしかなかった




「前から好きだった、これを機に付き合ってくれないか?」





ぎゅっと握られる手は少し震えていて熱を持っていた




「はい、私も好きです」







********

「右側の星を、頼む。」

敦くんに渡してみた(前編)→←太宰さんに渡してみた



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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鏡音ののり(プロフ) - いっやもう最高です!リクイイですか?できれば安吾をお願いします! (2019年6月8日 21時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)
【forget-me-not】 - 読んだ後しばらく悶絶してました。太宰さん優しすぎる…/// それで、なんですけど、芥川さんとのやり取りが見てみたいです。もし良ければ、お願いします。 (2018年4月14日 20時) (レス) id: 73fcc3617b (このIDを非表示/違反報告)
あぐ - リク良いですか??ポオくんお願いします♪ (2018年2月22日 22時) (レス) id: a39dedaf45 (このIDを非表示/違反報告)
ヨミ(プロフ) - 乱歩さん可愛すぎ・・・ちゅや見たいです・・・!! (2017年5月28日 23時) (レス) id: 3527f82f9c (このIDを非表示/違反報告)
メガネリズム(プロフ) - とても面白いですw織田作とかリク行けますかね? (2017年5月23日 1時) (レス) id: 2d71aef3e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かわべ。 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年2月2日 18時

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