職業ごとのプロポーズ、胸キュン台詞云ってやる。【文スト短編集】

国木田独歩【眼鏡屋】 ページ2

｢国木田さん！書類完成しましたよ！見てもらっても…｣









両手に抱える程の書類を持ち、









休憩スペースで難しい顔をしてる国木田さんを見つめる









良く見れば眼鏡を外していて、









顔立ちの良さが数メートル離れた場所からでも分かる。









もう少し見つめておきたい願望を抑えて国木田さんの肩を









｢どうか、したんですか？｣









後ろからぽん、と叩いた









国木田｢嗚呼、Aか。｣









肩を叩いて私の存在を知ったらしく少ししゅんとしてしまう









私と一瞬目が合ったが国木田さんの視線はすぐ下の眼鏡に移り、









ごしごしと真剣にレンズを拭いている









｢レンズなんてふいてどうしたのです？取り替えましょうか？｣









仕事スイッチが入り、接客のようにするが国木田さんには効果ナシ。









国木田｢いや、先程取り替えた｣









真剣な顔でレンズを拭く、国木田さん









まだ目は合わない









｢なら、どうしてレンズの調子が？｣









首を傾げて聞いてみたら、







ｶﾁｬ､と急に眼鏡をかけ出した彼と目が合った









国木田｢矢張りこのレンズは可笑しい









どんなに磨いてもお前しか見えないんだが。」








真面目な表情でさらっと恥ずかしいことをいう国木田さん









次第にぽっと赤くなっていく私の顔









｢それ、きっと恋です｣









照れながらそう告げると彼も真っ赤になり、









天然であんなクサイ台詞を云ってたのだなぁ、と関心した←








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↓↓↓元ネタ台詞↓↓↓

眼鏡屋「このレンズおかしいんだ。
どんなに磨いても君しか見えない」





【とある控え室】






太宰｢矢張り、このレンズは可笑しい。
どんなに磨いてもお前しか見えないのだが。」





国木田｢マネをするな食い踊っておけ｣





太宰｢うわあああ！それは禁句！｣








国木田｢また、俺との恋愛が見たいなら一番右の星を宜しく頼む。｣

中島敦【劇団員】→←太宰治【調理師】

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