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青side
さ「大丈夫だって」
いきなり背後から声がした。
『さとみくん…』
さ「なーくんは、命には今の所別状はない。」
さとみくんは、僕らが読んでた本を手に取っては言った。
さ「魔王という物は、母さん達の契約を結んで死 んだんだ。」
る「それはどういう…」
さ「覚えてないと思うけど……お前らが倒した。」
『僕ら……が?』
さ「そ。産まれた時の鋭い光、強力な魔法のオーラを放ってたからな。」
さとみくんは、どこか切なそうに言っていた。
さ「母さんも父さんもさ、分かっててこうしたんだ。」
「るぅと、ころん、莉犬は、この世で1番強い魔法使いから生まれた。」
「つまりは、強力な魔法が3倍もあったんだよ。」
る「なる……ほど」
さ「でもさ、魔王はなーくんに呪いを掛けない代わりに父さん達を殺 した。」
さとみくんの目は怒っていた。
でも、泣きそうな顔をしていた。
さ「でも、、魔王は裏切った…っ。なーくんに呪いをかけてた…、」
さとみくんは、悔し涙を静かに流していた。
さ「父さんも母さんは、騙されたんだ…、最悪すぎるよな…っ。」
さとみくんは泣いていた。
でも、どうしてなんだろう
僕には、悲しい気持ちがなかった。
るぅとくんを見ると、悔しそうに唇を噛んでいた。
人の気持ちは分かるのに、自分の気持ちが分からない…、、
さ「とりあえず、明日から3人は魔法の特訓だ。分かった?」
る・こ「はい!」
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作者名:。 | 作成日時:2020年11月2日 22時