検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:8,346 hit

28 ページ32

青side


さ「大丈夫だって」


いきなり背後から声がした。


『さとみくん…』

さ「なーくんは、命には今の所別状はない。」


さとみくんは、僕らが読んでた本を手に取っては言った。



さ「魔王という物は、母さん達の契約を結んで死 んだんだ。」


る「それはどういう…」


さ「覚えてないと思うけど……お前らが倒した。」


『僕ら……が?』


さ「そ。産まれた時の鋭い光、強力な魔法のオーラを放ってたからな。」



さとみくんは、どこか切なそうに言っていた。



さ「母さんも父さんもさ、分かっててこうしたんだ。」


「るぅと、ころん、莉犬は、この世で1番強い魔法使いから生まれた。」


「つまりは、強力な魔法が3倍もあったんだよ。」


る「なる……ほど」


さ「でもさ、魔王はなーくんに呪いを掛けない代わりに父さん達を殺 した。」



さとみくんの目は怒っていた。


でも、泣きそうな顔をしていた。



さ「でも、、魔王は裏切った…っ。なーくんに呪いをかけてた…、」



さとみくんは、悔し涙を静かに流していた。



さ「父さんも母さんは、騙されたんだ…、最悪すぎるよな…っ。」



さとみくんは泣いていた。


でも、どうしてなんだろう


僕には、悲しい気持ちがなかった。


るぅとくんを見ると、悔しそうに唇を噛んでいた。



人の気持ちは分かるのに、自分の気持ちが分からない…、、



さ「とりあえず、明日から3人は魔法の特訓だ。分かった?」


る・こ「はい!」

29→←27



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
29人がお気に入り
設定タグ:魔法界パロ , 異世界
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年11月2日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。