【完結】 闇を抱えた王様と5人の王子様。

エピローグ ページ35

「見て！来たわよ！」


「きゃ！さすが王子……かっこいい！」


「王様だー！」



ある日、小さな国の小さな村では、戴冠式が行われました。



「国王陛下、ななもり。！」



1人の王様は、心が広く皆平等と考える尊敬される人。



「王子、ジェル！」


1人の王子は、多くの人を笑顔にできるエンターテイナーな人。



「王子、さとみ！」


1人の王子は、沢山の人を愛し、愛される人。



「王子、ころん！」


1人の王子は、諦めない心を強く持っている人。



「王子、るぅと！」


1人の王子は、音楽を心から愛し人に安らぎを与える人。



「王子、莉犬！」


1人の王子は、小さな努力を積み重ね努力していく人。





「今、ここに6人をこの国の王子、国王陛下と戴冠する！ 」



村の中は、王子と国王陛下への喜びや幸せを感じる。



国王陛下は王冠を、王子には小さな王冠を。


そして、紫、橙、桃、青、黄、赤 それぞれの色の椅子に彼らは座る。


彼らは、この国をいつまでも平和にするだろう。




どんな本にも載ってない、誰も知らない歴史がここにある。




その白紙のページを彼らは作り上げていくのだろう。




それはいつまでも。ずっと。





END

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