【完結】闇を抱えた王様と5人の王子様。 (ページ30)

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紫side

嘘……でしょ、

父「本当にごめんな…っ。さとみ、ジェル、ななもり…」

さ「おかしいよ！！そしたら俺らどうなるのさ！！」

ジ「俺は嫌や！！離れたくない！」

母「……っ。ごめんなさい。私達の代わりと言ってもアレだけど素敵な子達を生み出したから…」

父「その子達は、城の中にヒントがある、だからそれで…っ。」

な「俺の……せい？」

母「そんな事ない。私達がこんな事にさせちゃったのよ…ごめんなさい。ごめんなさい…」

そして、母さんと父さんは3人にとても強いハグをした。

2人を取り囲む光は、2人を消し去るようなものだった…

俺は、その光景をただ眺めてた。

そして、2人は「空から優しく見守ってるからね」と言って

暗い光に消されてしまった…

『う、嘘でしょ……』

俺のせいだ。

俺が産まれたから…

俺が死ななかったから……

そこで、俺は意識を失った。