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帰「そうだったのね」
『ずっと探した。魔物とか魔神に聞いたけど、知らないって言って儂を攻撃してきた。だからみんな殺した』
モラクスからも聞いたが、やはりこの幼い少年にとっては残酷過ぎる世界だ
帰「もう、無理しなくていいのよ。私たちが一緒に探してあげるから」
少年は帰終の言葉を信じたのか、もそもそと布団から出てきた
そして、冷えたお粥を食べ始めた
『…美味しい』
帰「冷えちゃったけど、魔物よりはマシでしょ?」
魔物はどんな味がするのか
それは少年以外知らないだろう
『儂、彼奴にこれ作った。彼奴が風邪ひいて寝込んでた時にこれ作ったら、喜んでくれた。儂も、作ってもらえて嬉しい』
はにかんだように少年は笑った
こんな顔もできるのか、と帰終は見惚れていた
帰「さぁ、食べたらまた寝ましょう?まだ万全な状態じゃないから」
帰終は空になった器を持って部屋を出て行った
そして、モラクスの元に走って行ったのだ
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海百合クラゲ(プロフ) - レイさん» 今回そういう書き方したからこの書き方を変えるつもりはないよ。変えるとしたら次の新作かな。 (2月26日 0時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - セリフと説明文関係なく全部行間ひとつ空いていて読みづらい... (2月14日 22時) (レス) @page12 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海百合クラゲ | 作成日時:2024年2月12日 22時