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Aサイド
?「ボス」
帰る途中、呼ばれた
“ボス”と
『《久しぶりだね。背も随分高くなったね》』
前までは頭一個分無かった背は、僕の目線ぐらいまであった
そして、三途は僕の言葉が分かる数少ない人である
三途「寂しかったんですよ?全く会いにきてくれないし、いつになったら“迎えに来て”くれるんですか?」
『《質問が多いね。まだ、その時じゃない。その時が来たら迎えに行く》』
三途「いつもそればっかりじゃないですか。早くボスの下に行きたいです」
すり寄ってくる三途
前までは懐くことなんて知らない猫みたいだったのに
1年ぐらい前のこと
僕は噂されている暴れ馬を見に行った
暴れ馬をよく目撃する場所まで行く
そこに暴れ馬はいた
噂通り腕っぷしはいいが、気性の荒いように思えた
三途「おい、何見てんだよ」
コイツには声が聞こえないだろうから黙っとく
三途「なんか喋れや!!」
無視したのが気に食わなかったのか、僕を殴りに来た
感情に任せて殴る拳ほど読みやすいものは無い
片手でこんなものは容易く止められる
三途「なっ!?は、離せ!!」
片手では振り払えないと分かり、両手で抵抗し始める
三途「チッ、なんだよ。用があんならさっさと言え。そして離せ」
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海百合クラゲ(プロフ) - 紅いちごさん» あ“ぁぁぁぁぁりがとうございます!!そう言ってもらえるだけでご飯山盛り5杯いけます。 (2021年10月5日 16時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
紅いちご - とても面白いですね!更新頑張ってください!!応援してます! (2021年10月4日 23時) (レス) @page18 id: 0ffbfabdee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海百合クラゲ | 作成日時:2021年9月19日 14時