口があっても話せなければ意味がない【2】

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Aサイド

タケミッチ、ありがとう

『《マイキー、ヤり合うしかないよ。僕たちの喧嘩の決着、今ここでつけようか》』

マ「んなの分かってる」

同時に殴る

僕の拳はマイキーの左頬に当たった

マイキーの拳は僕のおでこに当たった

強い衝動でよろける

頭がくらくらする

そして、ﾊﾞｷﾊﾞｷｯと何かが割れる音がする

次の瞬間、お面が割れた

綺麗に真っ二つに割れた

何年ぶりかに見た世界

広く、明るい




武道サイド

Aさんのお面が割れて、Aの素顔が現れる

とても綺麗な顔だった

整った顔のパーツに長いまつ毛

不健康そうな真っ白な肌にかなり濃い隈

ふらついてて今すぐにでも倒れそうだった

武「やめてくださいっスよ！喧嘩なんて殴ったって解決しないっスよ！！」

涙が溢れ出す

こんなの間違ってる

ド「止めても無駄だ。アイツらは止まらねぇ。俺らが入ってもすぐヤられる」

三「Aはマイキーみたいなすごい足技も、ドラケンみたいなパワーも無い。だけど、アイツにはスピードがある。マイキーでさえも追いつけない」

どうか、2人が無事でいることを願う

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