地の約束 (ページ9)

今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:6,326 hit

9 ページ9

鍾「魈」

魈「はい」

鍾「地上に戻り全員を避難させろ。俺はAを鎮める。きっと激しい戦いになるだろう、みんなを安全なところに連れて行ってくれ」

魈「承知しました」

魈はすぐに地上に向かった

パ「オイラたちも魈を手伝おう！」

旅人たちも去り、洞窟の中はAと鍾離だけ

Aは今も苦しそうに唸っている

それを見ながら鍾離は頭を悩ませた

傷つければ璃月に何かしら災害が起こる

傷つけずに済む方法は、眠らせるしかない

突進して来るように鍾離に向かって来るAは地面から生えてきた岩の柱によって止められた

ちょうどAの腹の部分で挟まり、Aは抜け出そうともがく

そしてAを中心に柱が現れ、囲うようにシールドが張られる

地面はAの爪で抉れている

鍾「A」

『…モラクス、お主は吾輩のことを何だと思っていた』

鍾「最初は璃月の土地から生まれた珍しい者だと思っていた。璃月から生まれた者ならば、璃月を守る土地神にしようと思っていた。その先にある苦しみも何も考えずに契約をさせた」