地の約束 (ページ20)

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鍾「そしてこれが俺の友人だ」

タ「タルタリヤだ。公子と呼んでくれていいよ」

『公子殿、とでも呼ぼうか』

そう言うと、公子殿は笑った

嬉しい、という意味の笑みではない

タ「先生の友人なんだろう？ってことは強いのかな？」

鍾「Aは昔から体術に長けている。武器なしでかかればAに勝てる者などいなかった」

『随分と大昔の話をなさりますね。もう体は鈍り切っていますよ』

と、言い終わろうとした時、矢が顔を目掛けて飛んできた

『戦うのはあまり好みではないのだが』

その矢を素手で掴む

タ「へぇ、流石先生の友人だね。まさか素手で掴むなんて。ぜひ一戦お願いしたい」

『出会って間もないが、相当な戦鬪狂なのが分かった』

タ「じゃあ、会うたびにこうして矢を飛ばせば相手をしてくれるかい？」

『その前に吾輩がお主を止める』

鍾「双方そこまで」