地の約束 (ページ11)

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鍾「Aは俺が面倒を見よう」

そう言って鍾離は往生堂に帰った

吾輩は懐かしい夢を見た

吾輩は瑠璃百合に囲まれたところに生まれた

“璃月”という土地はとても優しい土地だった

吾輩を育ててくれたのは璃月だ

生んでくれたのも璃月

ある日、1人の男が吾輩の元に現れた

名をモラクスと言った

目が鋭く威圧的で、まだ幼かった吾輩にはただただ“怖い人”でしかなかった

モラクスは吾輩をじっ見つめて、「お前はとても興味深い、璃月から生まれたのだろう。ならば璃月を守れ」と言ってきた

そして璃月の土地神として璃月を守る契約を結ばせた

『上手くやっていけるかな。みんなをちゃんと守れるかわからない』

璃月にそう聞くと

「やっていけるよ。頑張って、応援してる」

と、悲しそうに言った

何であんな悲しそうだったのか、その時は分からなかった

今ならわかる気がする