110 ページ10
その後はよく探偵社に遊びに行った
殆どは太宰の仕事を手伝っていたが
何でも屋よりも楽しかった
楽しかったけど
矢張り何かが足りないように感じた
胸にある穴は未だ塞がらなかった
それほど織田作の死は(一人称)にとって大きいものだったのだ
太宰「A?」
『…!あぁ、どうした?』
太宰「Aも何でも屋なんて辞めて探偵社においでよ」
『…だが』
太宰「私が手伝ってあげよう。彼方よりも探偵社の皆んなと居る方が楽しいんだろう?」
『…確かに、探偵社の皆んなと居た方が何倍も楽しかった』
太宰「なら」
『でも何でも屋は辞めれないんだ。ボスに、逆らえない。多分あの人の異能力が関係しているのかもしれない。具体的なものは分からないけど、人を従わせる類の異能力だと思う』
最初は誰も文句を言わずにあの人について行く、それほどすごい人なのだと思っていた
だが、月日が流れ知識も増えた頃、何か違和感を感じた
“逆らえない”
“逆らってはいけない”
どんなにあの人に不安を抱こうが反論できず“はい”としか言えない
だから恐ろしい
121人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海百合クラゲ(プロフ) - 癒さん» 読んでくださりありがとうございました。無事完結できました!実を言うと自分も書いてる途中に泣いちゃったんですよねw (12月2日 19時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
癒 - 投稿お疲れ様でした。読んでいる途中泣いてしまいましたw (12月2日 18時) (レス) @page39 id: e03313e9cb (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - 些紀さん» 俺の作品を好きになってくれてありがとうございます!頑張って続きを投稿するので楽しみに待っててくださいね!返信遅くなってすみません! (5月11日 21時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - はらさん» コメントをくださる貴方の方が最高です!続き頑張りますね!返信遅くなってすみません! (5月11日 21時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
些紀 - 大好きな作品です!続き待ってます!!! (2023年4月22日 6時) (レス) @page9 id: 190960af7c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:海百合クラゲ | 作成日時:2023年3月24日 18時