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マフィアに入って数ヶ月が経った頃

(一人称)の印象はマフィアの中で変わっていた

入りたての頃は「新入りなのに偉そうで苛つく」だったのに対して今は「逆らえば殺される」に変わっていた

それもそうだろう

今まで(一人称)に喧嘩を売ってきて返り討ちにあったのは何人だろうか

否、何十人かな?

森さんには「ほどほどにしてくれ」と涙ながら云われた

今日も変わらなく他の構成員は廊下の端で怯えていた

だが、話しかけてきたのが1人いた

『誰だ貴様は、斬り刻まれたいのか』

「女が、それもまだ小さいのがそんな物騒なことを云うもんじゃない」

織田作之助

織田作だった

怯えず、逆に不思議そうにしていたのがとても苛ついた

異能力を発動させようと思った時、背後の人が肩に手を置かれた

「はーいストップ、廊下の真ん中で何してんの?織田作とそこの君」

気怠そうな声をしていた

見ると包帯だらけの人がいた

太宰治

顔を見ると睨まれた

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作者名:海百合クラゲ | 作成日時:2023年2月2日 14時

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