私だってヒロインになりたい ~ Ren.N ~ (ページ3)

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あ「てかさ！」

歩きながら私は大事なこと聞くの忘れてたってことに気がついた

私は廉の目の前に行き

廉「...何？そんなジロジロ見らんとって」

あ「何か気づくことない？」

廉「は？」

廉は一旦考えてからなにか思いついたように

廉「あ、待っててくれてありがとう？」

そう言った。

あ「違う！」

私が欲しいのはその言葉じゃなくて、、

廉「あ！わかった！俺の顔に見惚れてたんやろ！」

あ「はぁ...」

はい出ました廉のナルシスト。

あ「もういい...」

廉「あれ？ちゃうかった？笑」

なんでわかんないの！

あ「髪の毛！」

廉「髪の毛？｣

あ「切ったの！気づいて欲しかったのに！」

廉「そうなん？全然昨日と変わらへんやん(笑)」

あ「ヴッ...」

そうストレートに言われるとさすがの私でも傷つく

あ「そんな言い方しなくてもいいじゃん。。切ったの2cmだけどさ～、、」

乙女心というものを廉は分かってなさすぎる！

廉「2cm切ったくらいで気づくわけないやろ普通！」

あ「そんなこと気づけないんじゃモテないよ？｣

廉「今以上にモテたら俺が困るわ」

わからない、私にはどうして彼がここまで

ナルシスト発言できるのか...

まぁ廉がめちゃくちゃモテてるってのは否定できないけどさ、、！

あ「てか女の子ってのはそんな小さなことでも気づいて欲しいもんなんですよーだ！！」

そう言って私は廉に思いっきりあっかんべーってした

廉「ごめんやん。でも今日髪の毛少し巻いてんの似合ってんで？」

そう言ってニヤッと笑った廉は多分確信犯だ