笑いをアナタに！ (ページ20)

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河井side

仕事が終わって帰り際これから

ご飯でも食べようかとお店を探しながら

歩いてたら何故か今日は誰かと食べたくなって無性に携帯を起動させる

どうしても目に入ってしまう

Aとのトーク画面

何度も恋愛はしてきたはずなのに

この恋だけは前にも後ろにも進めない

連絡したら即OKなんて期待してまうやん

絶対そんなはずないのに、、

『それにしてもゆずるとご飯久しぶりやな』

河井「そうやな」

しれっと返したけどOKしてくれた事自体嬉しいし2人でご飯行くことを嬉しく感じてくれてることも嬉しい

『アインシュタイン忙しすぎんねん』

河井「クイーンもやろ？」

『アインシュタインに比べたら全然やわ』

謙遜するけどみんな知ってる

昔からクイーンは群を抜いて

先輩からも一目置かれる存在で

ネタもおもろいしデビューしてすぐの頃に

進出こそはしてないけど

東京の番組に呼ばれたりして

休みなんてほとんどないし

ほんまにすごいコンビ

河井「嘘つけ笑東京は？考えてないん？」

『まぁ、考えてないことはないけど心のどっかでうちも陽向もまだ大阪に居たいって
思ってるんかな？』

河井「じゃあ急に気変わったり？」

『まぁ、きっかけがあったら？』

だんだん夜も深くなってきて解散することになった

河井「俺休みやけど明日仕事やろ？」

『午後からやけど』

河井「送ってくわ」

『ええよ、近いしゆずるも疲れてるやろ？』

河井「そんなことない、絶対歩いて帰ろうとするやろ？」

『あ、バレた？？』

河井「おいー、、まぁ、今日はタクシーも全然通ってへんし歩くか、」

2人でたわいもない話をしながら歩く

河井「じゃ、もう行くわ」

『ありがと』

河井「じゃ、おやすみ」

『ゆずる明日休みなら上がってく？』

ただ単純にあがっていけばっていうだけの

誘いなのに舞い上がるのはAだからだろうか

危機感をもたないのは君の悪い癖

ゆずる「ええの？」

すぐ受け入れてしまうのが俺の悪い癖