私の弟【長谷川慎】

◎ 嫉妬 ページ3

今日はまこちゃんの友達が家に来るみたいだから掃除しなきゃな…


お母さんとお父さん仕事で家にいないから私が掃除しないといけないはめに。




しかも、当の本人はソファでゲームしてるし


『ねぇ···少しは手伝ってよ！』


慎「今セーブできないんだってば...。あっ…姉ちゃんあともう少しで来るって」


『えっ···？！ちょっとはやくない？！お菓子とか準備してないしメイクとか服着替えてないんだけど！！』


慎「そんなのあいつらに買わせるし姉ちゃんそんなことしなくていいって。てかあいつらと顔合わせないで」


『なんで？！ダメでしょ！ちゃんと出さなきゃいけないし一応挨拶てかしないと！』


慎「…(あいつらに姉ちゃんの顔見せたくないっつーの)」


『なに？なんか言った？聞こえなかったんだけど！』


慎「な、なにもないから！ほ、ほらもうすぐ来るって姉ちゃん急がないとなんでしょ？」


『わかってるって！！ほらまこちゃんも部屋とか片付けなくていいの？！』


慎「俺はもともと部屋綺麗だから。姉ちゃんと違って」


『もう！うるなさいな一言余計なの！』


慎「はいはいごめんなさい。…ほんとに顔合わせないでよね、姉ちゃんわかった？」


『はいはい！もうわかったから！！』








軽く聞き逃していなければあんな状況にならなかったのに…。

私の弟、甘くみてました。

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