45日目 ページ47
JS「その前に、先生あの子も見てもらえますか？」
医者「分かりました。ジョンハンさんの隣に」
SC「え、あ、はい」
馴染みの先生に言われた通りシオンをハニの隣に置くとシュアに連れ出される
JS「単刀直入にいうとストレスと過労。
最近スケジュール詰まってたし、上手く隠されすぎた…
先生曰く多分幻覚かなんか見えてるんだって。
今は睡眠薬打ってもらって落ち着いてる」
SC「はぁぁ、確かに最近ご飯食べてないとは思ったけどそんな追い込んでたか」
もっと早く気づくべきだったと項垂れていると後ね、とジスが続ける
JS「シオナも仕事が忙しかったみたいで対面は愚か電話すらできてなかったんだって」
SC「原因の5割それじゃん」
＊
あれ？俺スンチョリにハニのところに連れて行って貰ったはずなのに…
気づくと真っ黒な世界にいて多分意識飛んだんだようなぁと眩暈から解放された事への喜びを噛み締めていると泣き声が聞こえる
あぁ
だめだよ、1人で泣いちゃ。
音の無い世界でも微かにしか聞こえない泣き声に耳を傾けながら壁か何かがないか手を振り回しながら歩いているとトンッと何かが手に当たった
その当たった部分に耳を押し当てると泣き声がより鮮明に聞こえそれだけで安心できた
良かった、
『ジョンハン』
自分だけしかいないと思っていた世界に突然聞こえた愛おしい声に顔をあげる
あぁ
これは、俺の都合のいい幻聴かなにか？
どうしてお前の声がこんな世界で聞こえるの？
ねぇ、
「シオン…」
『ッ！よかった、ハニ。俺だよシオンだよ』
「分かってるよ、シオナ。何でこんなところにいるの？」
『分からないけど、
きっとハニが1人ぼっちで寂しいって感じだから、俺を呼んだんでしょ？
俺はもう1人のお前だもん
ジョンハンが呼べばどこにでも駆けつけるよ！』
あぁ
こんな真っ黒な世界でも、シオナの声を聞くだけでさっきまでもうここで消えちゃうんだと冷え切っていた心があたかかくなる
固まっていた体を何とか引きずって声の方に向かうとぺたりと壁にたどり着く
この先に、俺のもう半分が…愛おしいシオンがいるんだ。
そう考えるだけで仮面の様に動かなかった顔が少し動いて口角があがる
『ジョンハナ、そこにいるの？』
「シオナや、ここにいるよ。」
そう言って真っ黒で何も見えないのに触れられる壁に手をつくと何故かそこだけ人の体温が感じられたその瞬間
自分の手に見慣れた綺麗な指が絡まり
強く抱きしめられる
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SARA(プロフ) - めちゃくちゃ最高のお話をありがとうございます！😇まじでシオンとハニの関係性が好きでハニの好きすぎて狂ってる感じがもうHITしました(？)もしもシオンが他の所に行ってしまったらハニはSEVENTEENはどうなるか気になります！ (4月2日 3時) (
レス) @page50 id: 1b37a3f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょんい(プロフ) - 完結おめでとうございます！続編かいていただきたいです！とても好きなお話なのでこのままハニとシオンに会えなくなるのは寂しいです🥹シオンくんが別の事務所で練習生を続けていたらの世界線など見たいです！ (2023年2月3日 23時) (レス) id: 6eafd3ba10 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - 完結おめでとうございます。とてもとても素敵なお話でした！ (2023年1月30日 18時) (レス) @page50 id: 2eecfc8ab4 (このIDを非表示/違反報告)
優花(プロフ) - 完結お疲れ様でした！作中のハニとシオンの関係性がすごく大好きです。作者様が書きたいお話全部書いて欲しいです！激重の2人の関係性大好きです💓共依存最高です！どれだけ重くても有り難く読むので気の向くまま執筆してください！ (2023年1月30日 7時) (レス) @page50 id: 622f8d2ae2 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 完結なんですね、、お疲れ様でした！続編めちゃめちゃ希望します☺️ (2023年1月30日 6時) (レス) @page50 id: 816a059c44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：8美月8
| 作成日時：2022年11月27日 17時
