可哀想な子IV

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貴『でも、
アイドルになるために一生懸命課題に取り組んでるオンニ達を見て、芸能人になる気は一切ないけどここで頑張ったら私の未来なんか変わるかもなーって、将来の夢とか無いなりに自分の将来の為に頑張ってみました。

そのお陰で、中途半端に有り余ってた体力と体の使い方を知ったし、作詞作曲も自己満で終わってたのが人の希望を聞いて作ることが出来るまでレベルアップできて、何より、人を喜ばせることの難しさを知って人生観が大分変わったなーと思います。

えっと、まだどうなるか分かんないけど
今まで本当にありがとうございました！

あと、何故か韓国語分かんない時から今まで仲良くしてくださったアイドルの皆さん本当に有難うございました！！！』

ペンに向かって感謝を述べたあとすぐにアーティスト席に方向を変えて勢いよくお礼をするミズキちゃんにBTSさんとBLACKPINKさんを筆頭に大きな拍手で返してる姿にはもう更にペンは泣きます

そして全員が手を繋いで『「本当にありがとうございました」』と一斉に礼をするとさらに大きな拍手が会場を響かせ彼女達が顔を上げるとバンっと会場が暗くなり

ステージのみにライトが当たると人数分の椅子が用意され

始まってしまうんだと全員息を呑む




1「いやー、素晴らしいライブでした。どうぞ座って！」

いつの間にか用意されたら椅子にメンバー達と言われた通り座ると今まで黙っていたPD陣が颯爽とステージに上がる

1「卒業に相応しいライブだったよ。」

『「有難うございます。」』

2「それでは、これより卒業後の進路を発表します。」

有名どころから小さな事務所までのPDさんが集まって進行役は小さな事務所の人たちで会ったことすらない…

2「まず初めは、パク・ミンジュン」

名前を呼ばれると事務所名が言われ、代表が出てくると今後の説明がされる、オンニは練習生になるらしい

次はｴﾘｶねぇさんで俳優さんや女優さんが多く所属している事務所に。希望通りで泣いて喜んでいる

ももねぇは中堅の事務所に所属。
ソロアーティストかアイドルグループに所属かは今後の相談のもと決めてもらえるらしく喜び過ぎてさーちゃん！！と抱きしめられた時は骨が折れるかと思った

セナねぇも中堅事務所に所属。
本来は練習生からだったけど今日のダンスを見て考えが変わったと言われ頑張った甲斐があったと本気で泣いていた。

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