異質な存在 II【BTS】 (ページ22)

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ダメだ
この子達を巻き込めない

引き止めるための冗談かと思っていたけどこの目を私は知ってる
かつて所属していたAKB48で仲の良かったメンバーが辞めると言って聞かなかった時の同じ目

なんで、そんな事言うの
3人はみんなに愛される存在なのに
必要とされる存在なのに

貴『ははっ、死ねなくなったじゃん』

TH「っ、それで良いんだよ！辛くなったら4人で隠れよっ」

HS「ヤー！マンネ達だけにさせないから！僕たちも一緒に行くからね！」

SG「そーだそーだ、マンネ達だけカッコつけんなよ…行く時は8人皆んなだろ」

あぁ、やめて

JN「ごめんミズキ…負担にしかならないとおもうけど僕たちはもう8人で1人の存在なんだよ」

っ、

RM「ミズキ…

僕達8人は一蓮托生だ

最後の最後まで

だからもう…

1人で終わらせる事は出来ないと心に刻んでおいて」

…

貴『はい…』

そうだ…

私はもう1人のものじゃない

8人で共有してるんだ

全て

貴『ははっ、

皆んなの夢全部叶え終わったら

のんびり暮らしたいなぁ』

JN「いいね～」

RM「夢言い出したら山ほど出てくるんだけど」

HS「いいじゃん全部叶えようよ8人で」

SG「だな」

JM「ミズキ年寄りみたーい」

TH「僕ミズキの家の横に家買って毎日ご飯食べに行く！」

JK「ヌナの夢も叶えましょうね！」

私の夢かぁ

貴『うん、勿論叶えるよ』

TH「あ、ミズキいい笑顔になった！」

RM「本当だ、これから頑張ってこうな」

貴『…はい！』

まだ少し
消えてしまいたいと思ってしまう

けど

この7人が側にいてくれると
まだここにいてもいいと許される気がして
消えなくていいと言われてる気がして

まだこの先の未来に希望を持てる

ありがとう

皆んな

＊SG

ミズキが漸く安定してくると主治医の方が来て病状を伝えて下さる

不安障害

対人恐怖症

両方ともこの仕事をしてる上では避けて通れない事

「正直少しお休みする事をお勧めしますが…」

皆んな話を聞くとどれ程辛いかわかって
休んで欲しいけど正直今休まれると困るというなんとも言えない心理でミズキを見る

貴『いえ、休みません』

言い切った…

「ですが、貴女の今の状態は」

貴『お言葉は重々承知の上です。
ですが、私今までもその症状が出ている状態でテレビに出続けていたので何とかなると思います』

…初知り情報出てきたんだが？