・ ページ14
*貴女
番組PDに其方にも非はありますよね?と圧をかけつつ話すと何とかウチは出してもらえるようになった
リハは滞りなく進み
楽屋に戻ってメイクなどを直して貰っているとナムジュニオッパからなぜ場所が違うと分かったのかと聞かれた
まぁ、分からないよね
貴『スタッフの動きですよ』
明らかにスタッフは本当にリハのある方向に向いて皆さん動いていた
そう伝えると皆んな信じがたい、という顔をしていた
貴『まぁ、気づいたのはそこそこ歴のあるアイドルさん達ばかりでしたし気に病むことじゃありませんよ
それより、コレでハッキリわかりましたね』
JM「…何が?」
貴『私たち期待されてます』
SG「は?さっき嵌められかけたのによくそんな事を」
貴『だからこそです、
今はアイドル激戦区のこの業界
新人はまだ出始めなので番組側も応援してくれ
こんな試すような事しません
けど、私たちは新人枠でも一定の活動を保っている多分そこを評価されたんでしょう
今回の選別対象グル
基本私たちより歴が長くそれなりに有名な人たちが多かったです
そんな中からフルコーラスを勝ち取れた
普通視聴率取れるアイドル差し置いて新人でまだ伸び悩んでる私たちを使いますか?答えはしません
でも、期待していれば別です
今回の件
ポジティブに捉えれば他の人気グループと同じくらい期待されてるから、と考えれば嫌なものでもないでしょう』
最後にリップを塗られ
時計を見るともうすぐ本番だった
貴『さ。
何時迄も引っ張んないで切り替えて行きましょう!
待っててね私たちのarmy❤』
*RM
ステージが終わると次の収録に
メイクを軽く落として車に乗り込むとミズキがぼっーと外を見ていた
他の人はもう睡眠に入ってるのか寝息が聞こえて来る
よし
RM「なぁ、ミズキ…今回の事で気になってたんだけどお前は常に周りを見てるのか?」
気になっていた事を聞くとミズキはボーッとした目でこちらを見てきた
貴『まぁ、そうなんですかね…もう癖ですよ
スタッフの動きは移動から動作まで見れる範囲で見てしまうし
出演者や今回みたいなのがあれば観察してしまう…それが、酷く疲れる』
確かにジョングガに勉強を教えた時より疲れが出ている
RM「そうか、ごめんな、気づけなかった
コレからは俺もミズキの様にその技が身につけれる様になると良いんだが」
そう笑いながら頭を撫でるとミズキは何か言いたそうに口を動かすけど声は出ずに眠ってしまった
お疲れ様
750人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:8美月8 | 作成日時:2021年3月12日 20時