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違和感 ページ21

これは少し前の話

ユンギさんのダンスに違和感を覚えた

肩を庇うような動きで
いつもの感じじゃなかった

まぁ本人は平然と踊ってるから
終わってから聞けば良いかと思い
練習が終わった後丁度考えてみたメロディーを聞いてもらう為に作業室に

ここなら防音だし聞いても良いかな

貴『所でユンギオッパ…最近肩の調子が悪いんですか?』

SG「…なんでそう思うんだ?」


貴『ダンスの時肩庇って踊ってるので…何かありましたね』

違和感から確信に変わり聞いてみると
モニターを見ていたユンギオッパがクルッとこちらを向いた

SG「誰にも言うな、、バレたらデビュー出来なくなる…」

貴『…そのままではデビュー以前の問題では、、分かりました言わない代わりに何があったのか教えて下さい』

気づいたからには引き下がる事もできず
理由を聞くと
バイト中の事故だと、

貴『事故、加害者ではないですよね』

SG「当たり前だろ」

よかった、加害者だから黙ってろって言われたのかと

貴『病院には行きましたか?』

SG「金ないから行ってない」

貴『では、相手側の電話番号などは』

SG「知らない、取り敢えず騒がれたくなかったから黙っとく代わりに黙っててって頼んだら喜んで帰って行ったよ」

おぅ、慰謝料取れないやーつ

貴『正直、事務所にバレないようにするのはキツイと思います。ですが、デビューしたいと言う気持ちもわかります…ので今回は共犯者になりましょう』

SG「は?」

貴『お金がないなら私が出します。明日適当な理由をつけてお休みを貰って検査してきて下さい
結果を見て今後の話をPDニムの元に行って話してみては?』

ポカーンとしてるユンギさんに疑問を投げれば
ようやく意味を理解したみたいで

SG「いや、流石にそれは」

貴『まず、今の状態を見なければ先には進めません。大丈夫です、PDニムは貴方の才能を認め開花させようとしていますそんな方が簡単に手放すはずがありません…言い方は失礼ですが利用できるものは何でもしないとこちらが損しますよ?』

そう言ってもまだ浮かない顔のユンギオッパ
いつもの男らしさは何処へ

貴『ふぅ、ユンギオッパ
デビューしたいなら行ってください
出来るか出来ないかを判断するのはPDニムです。』

SG「っ、分かったよ」

無理矢理感は凄いけど
あのPDニムの事だすぐに気づくはず…

その後
データだけユンギオッパに渡して部屋へ

手紙→←守る



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作者名:8美月8 | 作成日時:2021年1月23日 23時

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