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第53話 ページ10

葵の話を聞いて泣いちゃったから、話の途中になっちゃった…

「すいません。取り乱しちゃって」

黒尾「気にすんな」

京治「ここからはこの合宿でのこと…ね?」

「うん」


「及川さん、西谷君、田中君、今までの話を聞いても、私が嫌がらせをしてると思いますか?」

3人「…」

「今から全部、心愛ちゃんが3人に私にやられたと言ったことを逆に私がやられてたってことを証明しますね。まずはこの傷を見てください。」

ばさっ
私はTシャツを脱いだ。まあ脱いだら傷と痣がちゃんと見えるようにブラだけだから、恥ずかしいんだけど、すぐ着るから…

脱いだ瞬間にこの場にいる全員の息が一瞬止まったのが分かった。ほぼ全身に傷と痣があるんだから当たり前だと思う

マネさん達とはお風呂の時間ずらしてたし、朝の着替えも、皆が起きる前に着替えてたから見られることはなかった…

「この傷が全部自作自演だと思いますか?」

3人 (ふるふる)

3人は首を横に振った

「この傷と痣は全部、この合宿に来てから心愛ちゃんにつけられたものです」

心愛「私がやった証拠はあるの!?」

「心愛ちゃんが私のところに来た時の会話は、全部スマホで録音してたの。聞く?」ピッ


「なんで心折ったはずなのに……」
「さっきの何ですか?私に喧嘩売ってますか?」
「カッター使いますけど、浅く切るので大丈夫ですよ〜」
「今度はバレー部の人に…」

などなど、心愛ちゃんの私への行為が全て録音されてた。


「どう?心愛ちゃん?もう言い逃れはできないよ?味方も0になっちゃったね」

心愛「ふん!いいわよ別に。バレー部の人達なんて、もう会わないんだし!」

「そっか…じゃあさ質問、バスケとバレー真面目にやってる皆のことどう思ってる?」

心愛「バスケは、私は上手だから練習する必要はないと思ってる。あと、バスケもバレーもわざわざ、適わない相手と戦うために練習するなんてバカみたいだと思ってるわ」


全員(カチン)


馬鹿だね。真面目にやってる人の前でそれ言ったらアウトでしょ

*→←* 〜孤爪研磨side〜



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作品ジャンル:アニメ
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作者名:さたみる | 作成日時:2017年12月23日 20時

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