エースとキスだって〜！？！？ ページ5
それから何日かが過ぎたある日
私はテストで赤点をとりました
もちろんエーデュースもね！！！！！！さすがマブ愛してる
てことで、補習を受け、先生に呆れられた帰り道。ゆうやけがとても綺麗でした。
まぁそんなことはどうでも良くてですね
私たち3人で帰ってて、デュースは部活があったから途中で別れたんですよ
そしたらエースと2人きりになるわけじゃないですか
なんか普通に2人で駄弁りながら歩いてだんだけど、気がついたらまた白い部屋にいたんだよね
もうびっくらこいてさ
だって一度入ったら二度と入ることはないから安心してねみたいな噂だったんだよ
なのに2人とも2回目の出られない部屋
もう泣いたよね
しかもさ、お題が…
「「キキキキスしないと出られない部屋〜〜？？？」」
エースは冷静を取り繕っているようだが、明らかに挙動がおかしい
さっきなんか壁に頭打ちつけてたしこゎい
「監督生〜俺目悪くなったかもしんねー。キスしろって書いてあるように見えるんだけど」
私もお題を再度みてみる。キスしろって書いてある。
そこで私は一つの仮説を立てた
「これさ…魚のキスじゃない…？美味しいし」
「それだ！！！」
もうバカになるしかないよね
しかしいつまで経っても部屋を出られる様子はない
もう部屋に入ってから30分は経っているんじゃないか
さてどうしようか…マブとキスするのは流石に気まずい
「あのさ…」
どうしたんだろう、エースがいきなり落ち着いた声色で話しかけてきた
顔を見てみると、いつになく真剣そうな顔をして頬は少し赤くなっている
「ユウが嫌じゃないんなら、さ…」
ぐいっと距離を縮められる
わたしの背中はもう壁にくっついている
な、なにを言いたいんだろうか
いや、なんとなくわかってる。走った後のように体が熱く、脈が速くなる。
エースは一息おいてからこう言った
「しようよ、キス。」
ぞくりとするほどの甘い声
初めて見たエースの表情
なんだか変な気持ちになってしまう
ま
ま、まぁエースかっこいいしその、キ…キスしないと部屋を出られないわけだし
「ね？ユウ」
しない選択肢なんて、あるわけないじゃないか
エースとキスしないと出られない部屋→←廊下を走る優等生（仮）
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作者名：ありおりはべり。 | 作成日時：2023年9月16日 20時
