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9話 ページ9





まさか、ラブレターが葵のものだなんて思わないじゃない!





ショックを受けて溶けていると可愛らしい声がした。



「こーうくん」



「Aっ?!」



光くんの知り合いかな…?


「光くんは本当に面白いね、それに楽しそうなお仲間さんもいる。」



笑いながら私に顔を近づけてきた




わっ…綺麗な子…



「貴女のお名前は?」




「えっと…」


顔が近すぎて…緊張する


「おいA、近すぎるんじゃねーか?」


「あら、そう?」




そう言ってA?ちゃんは私から少し距離をとる



「ごめんなさいね、それと…





私の名前はA。」





ふにゃりと笑うAちゃんは太陽の光を浴びて透けて見えた。




透けてる?!




「私は八尋寧々。


えっと、その、Aちゃんは、怪異なの?」





でもよく見れば確かに浮いている。なんで私気づかなかったのよー!




「うん、そうだよ。」

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作者名:シロツメクサ | 作成日時:2022年3月3日 22時

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