22話 ページ22
あの日、私が鏡の間に行った日から数日がたった。
あの日の醜い感情が邪魔して光くんにはあれから会えていない。
そして私は今日も1人屋上でぼーっとしていたが、一つだけいつもと違かった
「花火…」
遠くから見える花火
綺麗と感じると共に光くんとみたかったと思う。
私ずっとトモダチいないとダメなやつ?
「花火1人で見ても虚しいだけだよォ…」
泣きべそをかきながら独り言を言ったつもりだが驚くことに返事が返ってきた。
「オレが一緒に見てあげよーか?」
聞き覚えのある声。
「…私、もう会いたくないって言ったわ
つかさくん」
なんでつかさくんなのよ。私は光くんに会いたいと思ったのに、つかさくんはトモダチでもなんでもないのに!
「えー?!でも、オレはまた会おうって言ったじゃん!」
…もう考えるのはやめた、話が通じないなら考えない方が楽
それに1人で花火見るよりかは、マシ?
2人で花火を黙って見つめる。
今日はやけに静かね、え怖いどうしたんだろ
「Aはさ、記憶戻したいとか思うの?」
急に私の記憶についての話が出てきて驚いた。
「き、記憶かぁ
別にいいかな。今は記憶より他に欲しいものあるから」
つかさくんは興味無さそうにふーんと答える
聞いてき意味…
「…ねぇ、A」
急に悪巧みをしたような笑顔を向けてきた。
この相変わらず笑顔は嫌いだわ。
「な、なに?」
思わず警戒してしまう。
「俺と普!それにミツバ
あとー、、コウクン?
みんなが幸せになれる所に連れてってあげる!!」
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作者名:シロツメクサ | 作成日時:2022年3月3日 22時