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2話 ページ2
「つまんないの、」
ココ最近で面白いと思ったのはあの桃髪の怪異と金髪の人間だけ。
屋上にこもっていたら面白いことが起こるなんてそうそうないのだろうけど、あの日だけなのだ。
怪異と人間が仲良くお話しているのは。
私が興味を持ったのは。
「屋上から出てみるのもありかしら…？」
・
・
学園をさまよっていたら意外と怪異が出歩いてないことに気づく。
勿怪など力のない怪異はたまに出会うが目を見張るような力を持つ怪異は一人もいなかった。
巣ごもりする怪異が多いのね
笑みが零れた時、ある姿を見つけた。
あれは
金色の髪の毛。
先日見た人間に間違いないわ
「こんにちは。今日は桃髪の怪異と一緒じゃないの？」
金髪の人間は驚いた顔をした。
また、笑みが零れる。
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作者名：シロツメクサ | 作成日時：2022年3月3日 22時
