トントンの風邪�� ページ1
朝目が覚めると、嫌な寒気を感じた。
……これはまずいやつだ
喉の奥がひりひりして、鼻水も溢れ出るほどでている(汚い) そして高度な熱。
___間違えなく、風邪だろう。
今日はメンバーが集まり、動画の撮影をする予定だった。……のだが、この調子では無理そうだ
「誰かに連絡せんとなあ……」
おそらく、真っ先に連絡すべきは皆のリーダー的存在のグルッペン。
LINE画面を開いて、俺はふと手を止める。
……風邪をひいたなんて言ったら、
彼奴は見舞いに来てしまう気がする。
根は律儀で優しいグルッペンは、風邪をひいたメンバーをほっとくような奴じゃない。
ただ、迷惑はかけたくない。
特にグルッペンには。
そこで、俺はLINEを大先生に送り付けることにした。
後々このことは後悔することになるのだが。
『すまん、風邪ひいて撮影できん』
『え、大丈夫かとんち』
『グルッペンには言わないでくれよ』
『了解した』
この世で１番信用できない"了解した"
それを俺は信じることにした。
☆☆☆
「はあ！？トントンが風邪だと！？」
驚くグルッペンを見て、鬱はさらに驚く。
「ええ！？聞いてなかったんか！？」
トントンからLINEがきて約10秒。
俺は傍にいたグルッペンに即報告した。
"グルッペンに言うな"という言葉を
冗談なのだろうと思いこんだのだ。
トントンがグルッペンを好きなことを
鬱は分かっていた。
だから、冗談で本当はちゃんと連絡しているのだろうと勘違いをした。
自分でばらしてから、鬱は焦りまくる。
「い、いや、やっぱ何でもないわ〜
とんちめっちゃ元気やねん！！！」
我ながら苦しい言い訳だと思う。
目の前のグルッペンは怪訝そうにこちらを見つめてくる。
こんなことで騙されるチワワとは違う。
相手はこの世で最強。総統様だ。
「……見舞いに行ってくる」
ぼそりと呟くと、彼は立ち上がった。
おそらくトントンはこの事態を避けたかったのだろう。
なのに俺ときたら……あほなんちゃう………
心の中でスマン、とんち。と唱え、俺はTwitterに没頭した。
☆☆☆☆
「はあ……しんどい」
熱が上がりつつ、咳も酷くなっている。
ご飯もたべれてないし、正直しんどい。
……風邪の時って、何か寂しくなるんだよな
布団をぎゅっと握りしめ、
寂しさを紛らわす。
そのとき。
『ピーンポーン』
インターホンが押された。
その時点で、何か嫌な予感がした。
インターホンの画面に映るのは、
お見舞いに来たグルッペンだった。
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ぴく(プロフ) - 名前を、そのまま入れると検索で出てきてしまいます。伏字にすることをおすすめしすよ (2021年9月18日 23時) (
レス) id: 6a7ee32d3f (このIDを非表示/違反報告)
あーくん - オリジナルフラグは外して下さいね〜 (2019年4月2日 22時) (レス) id: a4d059cdc5 (このIDを非表示/違反報告)
征我@オリフラ外し隊(プロフ) - 実在する人物を扱っているので、オリジナルフラグを外してください (2018年9月9日 13時) (レス) id: a30172f436 (このIDを非表示/違反報告)
しあ。(プロフ) - オリジナルフラグ外して下さいね。 (2018年8月8日 11時) (レス) id: 3344a8c17f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かじ。 | 作成日時：2017年10月23日 8時
