無気力少女の旅 (ページ19)

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ブ「｢迷宮攻略｣なんぞ、砂漠を漁るドブネズミの蛮業ではないか…

そうだろ？運転手よ」

こいつ…。

アリ「……

そっスね___」

ブ「分不相応な夢を見るでない。

ネズミはネズミに生まれたからには…

一生ゴミクズの価値のない人生を送るのだから…

だろ？」

アリ「……。」

顔を下げたままのツノ頭。

そのまま言い返してしまえばいいのに。

私はめんどくさいからしないけど。

迷宮攻略したいのなら、何か言わないと。

ブ「違うのか？」

アリ「いや～～っ、

まったく、ダンナ様のおっしゃる通りで！！」

『(￣□ヾ)ﾌァ』

アラ「どうしたんだい、Aお姉さん？」

『ツノ頭とデブの話を聞いてたら眠くなってきた』

アラ「眠くなる内容なのかい！？」

『私は他の人とは違うんだ』

アラ「そうなんだ」

うん。そうだよアラジン。

ツノ頭とデブの話を聞いて、

迷宮攻略者でありながらフォローも何もしない。

私は結構ひどい人間だからね。

「「「うわっ！！？」」」

馬車が倒れるっっ！？なんで！？

「何アレーっ！？」

アリ「｢砂漠ヒヤシンス｣だ…！？」