もう1人の吉田松陽の弟子

１０ ページ12

.



『美味しそう(๑・﹃・｀๑)』



焼きたてのアップルパイだあ！

私は白米も好きだけどアップルパイも好き。

アップルパイは唯一食べれる甘いもの。

まあ、松陽が作ってくれるのは甘さ控えめだけど。



『ありがとう、松陽。いただきます！』


松「焼きたてなのできっと、

なくなった冷蔵庫のより美味しいですよ」


『ﾓｼｬﾓｼｬ( '༥' )( 'ч' )( '༥' )ﾓｼｬﾓｼｬ』


銀「お前、顔文字使いすぎじゃね？」


『どっから湧いてきたの、白もじゃ』


銀「俺の髪の毛は銀髪って言ってんだろ」


『アップルパイ美味しい…』


銀「人の話聞けよお前」


『横でうるさい、銀時』


銀「お前が俺の話聞かねーからだろうが」


『やっぱり松陽のアップルパイは美味しい…』


銀「お前今日人の話聞いてなさすぎるぞ」


『…ごちそうさまでした』


銀「はやっ！！」


『で、なんの用？銀時』



私がアップルパイを食べてる間に銀時が

いつの間にか隣に座ってた。

夜ご飯はもう食べたし…。

あ、お風呂空いたってことかな…？



銀「…アップルパイ見つかったのか？」


『いや、見つかってない。

松陽が材料あるからって作ってくれたのを食べた』


銀「そ、そうかそうか！」


『？やっぱり冷蔵庫のは銀時が食べたの？』


銀「そ、そんなわけねーだろ」


『汁出てるけど』


銀「汗だよ！！」


『夜は涼しいのに？』


銀「う、運動してたから…」


松「銀時」


銀「(((ﾋﾞｸｯ 」


松「本当は？」


銀「……俺が食べました…」



…銀時は松陽に埋められ、

アップルパイ行方不明事件(仮)は幕を閉じた。

行方も何も銀時の中なんだけど。←

一応、床にある白もじゃに合掌しておいてあげる。



銀「俺死んでねーからな！！！

あと白もじゃってやめろォォォォォ！！！！」



そんなん知るか。

１１→←９

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す