時々糖度上昇のミニ妖怪ストレイドッグス【太宰】【短編】

ちびっちゃくない夢主が怪我して帰ってきた ページ22

A「ｯｯ…あー…しくった」

さっき不意打ちで襲われたが

そんな事よりも太宰幹部への報告が先だった為
隙をついて逃げてきた

けど所々に怪我をしてしまった

A「すみません太宰幹部「その怪我は何」え あ、赤レンガ倉庫辺りで敵襲が…」

太宰「それで、怪我なんてどんくさい事したの? 君は本当に私を苛つかせる天才だよ」

A「う"…すみません」

太宰「じゃ、後宜しく」

A「えっ あ、はい」


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
「ﾁｯ 殺り損ねた」

「本当にさっきのヤツを殺れば幹部が動くのか?」

「嗚呼、聞く話によると幹部と恋仲だとか」

『羅生門』

「ぐ あ"ｯｯ」

「な、なんだ!?う"ｯｯ」

「何者だ!?」

芥川「貴様等に話す気など毛頭無い 何も知らぬまま朽ち逝くが良い」

突然の訪問者に驚くが羅生門で心臓を貫かれる者達

「な!?アイツ異能力者か!」

太宰「もういい芥川君 君達は生き残りを縛り上げ此処に連れて来い」

芥川「ですが!」

太宰「私に殺らせろ 今、物凄く虫の居所が悪い」

芥川「…はい」

太宰「全く…君達も余計な事をしてくれたね」

＜ﾊﾞﾝ ﾊﾞﾝ ﾊﾞﾝ＞

四人中三人の心臓にそれぞれ銃口を向け撃ち
残った男に近付く

太宰「君もコイツ等みたいに成りたくは無いだろう 吐け何処でAの事を知った」

「ｯ…半年前…お、お前達に組織をつ、潰されかけた時」

太宰「嗚呼、あの時…それで仕返しがしたくて恋仲だと思わしいAを殺し損ねて今に至ると?」

「そ、そうだ大切な者を失う絶望を…同じ思いをさせたかった!」

太宰「馬鹿かい?君 ポートマフィア幹部がその程度で動じる訳が無い」

「なっ」

太宰「それに、残念だったね私とAは未だ恋仲では無い…他に言い残す事は?」

「ｯた、助けてくれるんじゃなかったのか!?」

太宰「おや?私、そんな事言った覚えが無いのだけれど」

「だ、騙したな!?」

太宰「私が君達を生かす訳が無いだろう?Aに怪我を負わせた…理由は其れで充分」

＜ﾊﾞﾝ＞

「う"がｯｯ」

相手の発言を待たずに撃つ

太宰「ﾊｱAの体に痕が残ったらどうしてくれるんだい?Aの体に痕を残して良いのは私だけなのに」

汚物を見る様な目で死体を見つめ
さっさとその場から離れる

太宰「ﾌﾌﾌ 狼狽えるAも可愛いかったな〜 大好きだよA」

凍てつく部屋　※作者です→←ちびっちゃいだざぁのどんでん返し

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す