ここはどこ ページ47
暖かい温もりと、いい匂いが鼻を刺激し私は目を開けた。
目の前に広がるのは、見慣れない天井と電気。
そして横を向けば、全く知らないリビングルームが広がっていた
『…ここはどこ?私は誰?私は天野Aだ。銀魂高校3年。うん、記憶あるな』
沖「さっきから何ブツブツ言ってんでィ」
突然視界に入ってきたイケメンに私は飛び起きる。
『へっ!?あ、へ??その、はい?』
部屋着の沖田が目の前にいて、その後ろにはニコニコと微笑む美しい女性がいた
『あはは、私夢見てるんだね。よし寝よう』
もう一度寝る体制に入ろうとすると、頭に痛みが走る
『いてっ』
沖「痛ぇなら夢じゃねェよ。ここは俺ん家」
ミ「まだ大人しく寝てなさいね、あなた今38.6℃あるのよ?」
優しく肩を支えられ、さっきまで寝ていたソファに座らされる。
目の前にいる美人は、もしかしなくても沖田ミツバさん。
この世界では、元気なようだ
『あの。なんで私ここに?』
ミ「校舎の横で倒れてたんですって。だからここへ運んできたのよ。気分はどう?」
『気分は大丈夫ですけど大丈夫じゃないです申し訳ありませんこんなクズが沖田邸に入り込むなんて私ちょっと滝つぼへ行ってきます』
沖「滝つぼ行って何する気でィ。とりあえず座れうっとおしい」
『は、はい』
威勢に押され、私は、素直に座る。
そしてあることに気がついた。
私はピンクのパジャマを着ている
『はっ!!雨だ!雨で倒れて!あれ?猫ちゃんは??制服は?』
沖「今かよ。テメェの汚ねぇ制服なら乾燥機の中。猫は俺の部屋にいる。大人しくしろバカ女」
ミ「こら総ちゃん、バカなんて言ってはいけませんよ、」
沖「…すいやせん」
ここの世界でもシスコンは健全なようで、すぐにお姉さんに謝る沖田
『あの、本当に申し訳ありませんでした。
私、3zの天野Aって言います。本当にありがとうございました』
ミ「Aちゃん…可愛い名前ね。私はミツバ。総ちゃんの姉です。
あ、そうだった!今、ポトフができたところなの。一緒に食べましょう?」
『へ!?あ、いや、でも』
ミ「薬も飲まなきゃいけないし、とりあえず食べ物を胃に入れなきゃ。ほら、こちらへどうぞ」
少し強引にダイニングの椅子に座らされ目の前にお粥とポトフ、それからスポーツドリンクが出てきた
混乱しながら沖田を見たが、普通にもう食べ始めていてさらに混乱した
私、一体何してんの…??
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愛美(プロフ) - カルピン☆☆さん» ありがとうございます!!更新頑張ります (2018年8月6日 14時) (レス) id: a19c0604ca (このIDを非表示/違反報告)
カルピン☆☆(プロフ) - この作品好きです!!更新楽しみにしてます! (2018年7月25日 14時) (レス) id: cd957b2a21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛美 | 作成日時:2018年7月18日 22時