【銀魂】【名探偵コナン】 ２つの世界へトリップ

有名な探偵さん ページ12

『おはよう！』

そう声をかければ、クラスのみんなは絶対に挨拶を返してくれる。

あの仏頂面な土方でさえも返してくれる。


ただ一人、絶対に返してくれないのは


耳にイヤホンをさして、外を眺める沖田総悟



あー、カッコいいなぁ。外眺めてるだけなのになんであんなに王子様なんだろう。
いや王子様じゃないか、中身真っ黒だし。腹黒王子だな。うん
私今日１日頑張れる。


新「あはは、相変わらず変なこと言ってるね」

『え？』

妙「声に出てたわよ」



『やっべ』


神「ほんとあの野郎のことになると性格変わるアルな。不思議で仕方ないアル、サドのどこがいいかわからんアル」


『えへへ、まー私の惚れた沖田総悟は、ちょっと違う世界の沖田総悟、なんだけどね』




土「・・・・違う世界の総悟？どういう意味だよ」


『うおっ、急に現れないでよマヨ方』


土「マヨ方ってなんだよ！」


『ま、３Zの沖田総悟もかっこいいからよしとする！』


土「意味わかんねぇ」






.
.
.









.
.
.









学校生活を送って、私は気づいたことがある。


それは、以前の私よりこっちの世界の私の方が動体視力も反射神経もいい、そして英語がものすごくできるということだ。

たとえば、体育も得意だし英語なんて予習しなくても余裕。

それから異様に体が柔らかい。

自分のスマホの履歴から、空手の動画が残っていることから、私は空手もできるらしい


なんだか、とてもハイスペックではなかろうか




銀「おいA、なにボーッとしてんだ」


『へ？あ、いや、ごめんなさい』


銀「なに？また沖田くんに見惚れてたの？いい加減にしてくんない？先生の話より沖田くんがいいの？」


『い、いや、そんなこと。。。あるね』


銀「そこは否定しろよ。ったく。問８の答えは？」


『問８・・・察言観色の意味と例文？
んーと、相手の言葉や顔つきから、その人の性質や考え方などを見抜くこと』


銀「例文は？」


『例文ねー・・・あ、工藤新一は察言観色に優れている』


神「おお！でた工藤新一！」

妙「カッコいいわよね！」

近「な、そんなお妙さーん！俺も探偵になる！」


妙「うるさいゴリラ」


銀「なんだよお前ら高校生探偵のファンかよ」


工藤新一、やっぱりみんな知ってるんだ。




『みんな眠りの小五郎は？好きじゃないの？』

神「毛利小五郎はおっさんだもんいやアル」

近「俺はおっさんの方がいい！」

やはり現実→←ありえない世界

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す