3年A組の、番外編へようこそ

____ポッキーゲームしてみた ページ11

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( A side )
( 甲斐くんと夢主ちゃんが、授業中にラブラブしてて軽く怒られるけどまた、ラブラブしてて最終的に先生に呆れられるという話が見たい。と言うリクエストにて！ )






森崎｢地中海っていうのは、｣




森崎ちゃんの授業がつまらない。

暇だなぁーってぼーっとしてたら右隣の唯月がカバンの中をゴソゴソし始める。




『……何してんの？』

諏訪｢ポッキー、食べる？｣

『！！！食べる！！』




一応小声で話すけど、結構クラスうるさいから普通に喋っても平気そう。




『あ、いちご味だ〜』




あーんって唯月に貰って手で持たずにカプカプする。




甲斐｢A、｣




ん？って呼ばれ反対側を見れば隼人が予想より遥かに近くにいて、顔が近づいたかと思ったらパキッてポッキーが折れる音がした。




『ん〜！！(ちょっと！)』

甲斐｢あっま｣

『もー、半分以上食べたー』




残りを食べてちょっと睨む。




甲斐｢もう1口｣

『もう無いし』




って言えば森崎ちゃんの声が響く。




森崎｢ちょっと！！！！何やっての？！｣

『隼人が私のポッキー食べたのー』

森崎｢そうなの甲斐くん？！……って、授業中にお菓子食べないの！！！｣

『ごめーんね！』

森崎｢没収するよ！｣




やっべって唯月が残りのポッキーをこっそり涼音に渡して前の席の愛華に配る。




諏訪｢ほら、あんたも食べなさいよ｣




ってまたグイッて押し付けられる。喉刺さったらどうすんねん！！！




甲斐｢ん、｣




唯月の方向いてた顔を隼人に向ければ顎を掴まれて動けなくなる。




『〜〜〜！！！』




大声を出す訳にもいかずに悶える。

逃げたいけど、隼人が反対側を咥えてるから下手に暴れることが出来なくて。


ポキッ、ポキッ、って口の中でちょっとずつ折らしながら近付いてくる顔。

こんな、こんな真っ正面から見つめたことあったっけ、まって、ちかい！！！




森崎｢ちょ、あんた達……｣







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