3年A組の、番外編へようこそ

____休み時間 ページ2

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石倉 side





校内でも有名な甲斐カップルの話をしようと思う。


休み時間編



甲斐とAは席が隣同士で机も他の人たちよりも近くに寄せ合ってるから実質くっついてる。

先生に何度注意されても辞めないからもう先生も諦めてるし。




甲斐｢A、さっきのノートとった？｣

『当たり前じゃん』

甲斐｢見せて｣

『1回100円ね』

甲斐｢は？意味わかんねー｣




とか言いAの机にあったノートを手に取る甲斐。




『隼人、字綺麗だよね』

甲斐｢いやAの方が綺麗だろ｣

『褒めても何も出ないよ？』

甲斐｢うるせぇよ｣




暴言(？)吐きつつも甲斐の顔はニヤけてるし。リア充め。




須永｢なー、甲斐ー｣




須永が近寄ったらさりげなくAの腰を抱く甲斐。

鈍感なのか天然なのかAの机に手をついて話し始める須永。


その手を睨み殺さんばかりに視線でぶち殺しつつAの肩に手を移動させ抱き寄せる。

須永がいなくなったと思ったら今度は数学係の熊沢が近寄ってくる。


さりげなく甲斐の腕に自分の腕を絡ませて熊沢を見上げてる。

その視線が痛そうで熊沢の顔が引き攣ってる。うん。わかるよ。美人の睨みほど怖いものねぇもんな。



そんでもって次の授業のために後ろのロッカーに2人屈むと……はい来ました恒例のキスタイム！！！！

え？お前ら1時間に1回キスしなきゃ死ぬのか？え？

あ、ちなみに2人のロッカーも隣同士です。

甲斐様専用！って甲斐の所に書いてあって、Aのところにも“沖様専用！”と同じように書いてある。

多分それは甲斐が勝手に書いたんだと思う。字、一緒だから。




甲斐｢おい、｣

石倉｢え？｣

甲斐｢お前今見ただろ｣

石倉｢え？あ、はは？｣

甲斐｢ふざけんな、Aのキス顔見ていいの俺だけなんだよ殺す｣




……そこですか。





(__________休み時間編、終わり)




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