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先生の、チョークみたいに細くなった指先が、キーボードに触れる。
ライブ配信を終えた合図だった。
柊｢……この瞬間をもって、俺の授業は完結する｣
先生はかけていたメガネを外し床へと捨てた。
そして私と目を合わせると──────────
屋上のへりに立つとこっちを向いたまま、
茅野｢っ、先生！！！！！｣
体を投げ出した。
私とさくらは同時に走り、先生の腕をさくらが掴んだ。
瞬きを3回。
今までの先生のそれは、“授業開始”の合図だった。
なんのために？それが分からなくって、ただ私は呆然としてた。
柊｢っ、……茅野、その手を…離せ……｣
ハッと、声の方を見ればさくらが泣きながら先生の腕を掴んでいた。
何やってんだろ、私って。
何呆然と観客になってんだろって。
こんなんじゃ、ただ見てるだけのクソネット民と同じになっちゃうって。
先生はきっと、“沖はそこで見てろ”って合図を出したんだと思う。
だけど、無理じゃん。
例え、嘘であっても、もし手違いでさくらが先生を離してしまったら？
また私達は誰かを失うことになる。
『馬鹿っ！！！！！！離せるわけないでしょ？！？！』
さくらの反対側に立って先生の腕を掴んだ。
少し驚いてムッとした顔で私を一瞬見たけど、本気で私が怖がってるんだって気付いて目を逸らした。
先生は、さくらの方を見て言った。
柊｢…頼む、俺を、楽にさせてくれ……｣
茅野｢っぅ……｣
そのセリフは、澪ちゃんが最後にさくらに言った言葉だった。
だけど、さくらが離すわけ無かった。
茅野“だめ、絶対だめっ！！ずっとそばに居るから！！一緒にいるから！だから生きて！！！！！……っ、”
けれど、さくら1人の力で澪ちゃんを支えることなんてできなくて。
ずるりと、また、1本、また1本、指が離れていった。
そして起きた、最悪の悲劇。
それを思い出したのか、さくらはガタガタと震え、泣きじゃくり、首を横に振り続けた。
茅野｢やだっ、お願い、お願いだからっ、生きてください！！！！！｣
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Lemon!?(プロフ) - こんなに素敵な作品を作っていただいてありがとうございました!!号泣してしまいました(笑)ストーリー性とか人間らしさとか夢主ちゃんがしっかり思いを伝える所とか命の大切さとか、この作品で様々なものを学ばしていただきました！本当にありがとうございました！！ (2022年9月18日 6時) (
レス) @page49 id: 1d8fe9d267 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - ありがとうございました！ずーっと号泣してました笑この話を見てドラマを思い出しましたこの小説をいろんな人に見て読んでもらいたいと思いますこの小説を見たら誹謗中傷がどれだけ最悪のことかその一言でどれだけ人を傷つけているかわかるのでみんなに読んでほしいです (2020年11月30日 1時) (レス) id: 15fe2f62ff (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - ありがとうございました！ずーっと号泣してました笑この話を見てドラマを思い出しましたこの小説をいろんな人に見て読んでもらいたいと思いますこの小説を見たら誹謗中傷がどれだけ最悪のことかその一言でどれだけ人を傷つけているかわかるのでみんなに読んでほしいです (2020年11月30日 1時) (レス) id: 15fe2f62ff (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 素敵な小説をありがとうございました！お疲れ様でした、これからも他の小説更新など頑張ってください！長文失礼しました！ (2019年3月26日 16時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 完結おめでとうございます！終わってしまうのが本当に寂しく、、最後の最後まで泣かせていただきました！そして、最後に申し訳有りません、、あとがきの前のラストページの最後の()内、闇へようこそ、が 闇へようそこ になってましたよ！ (2019年3月26日 16時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2019年3月3日 19時
